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言葉に関する考察~感想についてのお話も

昔ならったことから最近感じたことを少々。

なんとなく書きたかったから。

 人がコミュニケーションをとるとき、言葉そのものに頼っているのは2,3割程度である。

 昔、そのように教わった。

 つまりどういうことか?


 たとえば、顔を合わせて話している相手が本気なのか冗談を言っているのかを判断する際、その判断材料となるのは言葉そのものではなく、他の部分にあるという話。

 声のトーンや表情、記憶にある相手の過去の言動など。

 そう言った情報から相手が本気なのか否かを判断するという。

 言葉そのものに頼っている部分は少ない。

 日本人で3割弱。

 外国人だと2割少々だったように思う。どう検索すればこのデータが出てくるのかわからないので、検索はしていない。


 メールやインターネットは文字だけのやり取りとなる。日常にいて、2,3割しか頼らない言葉そのものにかなりの部分、頼らなくてはいけなくなる。

 ゆえに、トラブルが増える。

 

 だから文章を書くとき、非常に気を使う。

 たとえば、メール。

 たとえば、ライン。

 たとえば、掲示板。

 たとえば、感想を書くとき。


 一時期、とある掲示板が荒れていた。

 感想がほしい。と言う思いは小説を書いていれば思うのは当たり前だ。

 書くから書いてほしい。そんな持ちつ持たれつの関係で成り立つものもあるだろう。

 ただ、中には適当な感じの感想を書く人もいるし、荒らしみたいな人もいる。

 感想を書くと言いながら、書かない人もいる。


 しょせんインターネットである。

 相互でと言ったところで拘束力はない。

 お願いされれば感想を書くと言えば、書いてほしいという人がそれなりに来る。

 逆に、相互でというと、ちらほら、もしくは全然反応がなかったりする。

 感想を書く、というのは実は難しいことなのだ。


 顔が見えない相手である。

 こう書くことで相手がどう思うかを考え、作品を読み直し、感想を書く。

 何を書いてもいいのはその通りであるが、実際ほしい感想とはほめ言葉だけではないだろう。

 悪いところを指摘してほしい。

 そんな思いがある人も多いのではないだろうか。


 しかし実際、悪い点を指摘できるかと言われたら、非常に難しい。

 誤字脱字を指摘するのは容易である。

 それ以外の世界観や、文章の書き方など。

 自分はどうなんだ? と言われかねないし、そうそう悪い点を指摘するのは難しい。

 良かれと思って書いて、相手に不快な思いをさせたらどうしよう? ということを考えりする。

 結果、無難な感想しか書かなくなる。

 果たしてそれでいいのか?


 相手が書く感想についてとやかく言う筋合いは、書いてもらう側にはない。

 こちらが真面目に書いたからと言って、相手もまじめに書いてくれるかと言ったら、そうではない。




 感想を書くときも、小説を書くときも、言葉選びには気を使う。

 読み手がどう感じるのか? こちらの意図が伝わるのか?

 そんなことを考えるが、ちゃんと表現できているかと言われたら……できてはいないだろう。




 言葉だけで伝えたいことを伝えるのは難しい。

 語彙力、表現力などが必要だ。

 私はそこまでその能力は高くない。

 なんといってもコミュ障だ。というか、めんどくさい。

 しかしそれではいけないと思うので、ちょっとやる気だして感想を書く人になってみる。

 

 言葉は時に刃となる。

 ゆえに取扱いには注意が必要なのだ。

 


つまりはあれだ。

誰だって感想はほしいんだよ! って話。

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― 新着の感想 ―
[一言] そうなんですよね。 感想ってどう書いたらいいのか迷います。 送ったあとは、あれでよかったのか悩みます。 他の人の文章を見ると、落ち込みます。 私の書いた内容でよかったのかな?って。 最近は、…
[良い点] 言葉は時に刃となる。  ゆえに取扱いには注意が必要なのだ。 私も常々思っているので、この結びには大いに同感しました。 小説を読んで楽しんでる私達は、それを多かれ少なかれ実感していると思い…
[良い点] 段落で文章ごとに細かく分けて要素を一つ一つ提示しているのは評論ならではでしょうか。 あとがきでの端的な表現は見事な落差で、結局何が言いたかったのかという点が強く残る見事な効果でした。 [気…
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