表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2014年/短編まとめ

さよならを告げる者

作者: 文崎 美生

『消える』その選択は私にとって最後の賭けでした。


でも、残念なことにその賭けに負けたようです。


『消える』と言った時君は嫉妬していたと言いました。


でも、その理由も誰に何の嫉妬をしたのかも教えてもらえない。


それどころか私を切り捨てたのは君でした。


話し合いもせずに自己完結したでしょう?


君はいつもそうでした。


私のことを考えてくれたのかもしれませんが……。


私の考えとは正反対に進むんですものね。


ねぇ、まだ好きだよ。


大好きですよ。


私の身勝手でこうなったことを知っています。


でも、好きです。


ごめんなさい。


私と君が出会えたことに意味があるのならば、それは運命だったと信じています。


でも、出会ってごめんなさい。


愛してごめんなさい。


君を傷つけてしまってごめんなさい。


だけど私はこれからもキミを想っています。


君が私以上に素敵な人と、好きな人と、結ばれますように。


そして、君が幸せで笑っていられますように。


もう、愛して欲しいなんて、好きになって欲しいなんて、想わないし言いません。


だけど想うことは許して下さい。


君の幸せを願って私は約束を守って笑うから……。


今度の選択は『消える』のではありません。


大好きで大切だから『サヨナラ』をします。


『サヨナラ』愛した人へ……。


私はただ君の幸せを願い続けます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 主人公の葛藤がよく分かって読みやすい文章でした。 自分もこういう風に書きたいです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ