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一億分の1  作者: 華那
2/2

自信。

「...入って。」



和磨が家のドアを開けて言った。



『...おじゃまします。』



最初は彼氏の家に入ることは憂鬱だったけど、今となっては、もう慣れてしまった。





そして、和磨の部屋に入って、ベッドに押し倒される。



こんなの、いつものこと。





でもね、一度でいいから聞いてみたいの。



こんなことしてて、楽しいかって。





「...どうかした?」



行為を止めて、低い声で言う和磨。



『...ううん、なんでもない。』



また嘘ついた。



和磨に嘘つくの、何度目だろう。



私が和磨を愛してるって自信があったら、迷うことなく、自信を持ってこんな行為を嬉しいと思えるのだろうか。




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