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何でも屋ってどんな人なんだろうね?

僕達は古本屋の奥の休憩スペースで何でも屋の到着を今か今かと待っていた。


「何でも屋さんってどういう人なんだろ。怖い人じゃないといいな。」

僕は何でも屋がどんな人が想像してみた。


きっと屈強な感じなんだろうな、ボディービルダーみたいな、いや、意外と普通の人かも… サングラスとかつけててさ、いかにもスパイみたいな人だったら…憧れるなぁ。


「あの店長が物腰柔らかい人って言ってたからその辺は大丈夫だと思うが」

とヴェリテは本屋の窓から外を眺めながら言った。


路地裏にある古本屋だが窓は大通りを映しており、そこには完全に日が落ちかけて淡く青紫色に染まった街が映されている。いつもこんな遅い時間には孤児院に帰ってるからどこか新鮮で不思議な感覚だ。


「会うのは難しいって言ってたけど、どう言う事なんだろうね?」

僕はなんとなく机に頬杖をついてヴェリテと同じように窓の外を眺めながら言った。


今頃孤児院のみんなは何しているのだろうかとか、明日の体育楽しみだなとか、孤児院に帰れるかもわからないのに、非日常すぎてそんな今関係無いどうでもいい事ばかりがぐるぐると頭の中を翻弄している。


「何でも屋で…会うのが難しいのか…なんだか奇妙だな。忙しいってことか?この辺の路地は狭いからか、入り浸っていればすぐに顔が知れ渡る。人伝いに行けば会うのはそう難しい話では無いと思うんだが」

ヴェリテが窓から視線を戻して言う。腕を組んで怪訝な表情をしている。


店内は蛍光灯の音が響くだけでまるで別の世界にでも来てしまってかのように静寂に包まれている。


そんな時、静けさを切り裂くかのようにドアの軋む音が鳴った。

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