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7 当主の従者 水上 紀章
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俺は迫力(大)が駄々洩れの本家を見上げて思った。
でけえな…。と。
本家って和風建築なんだよな。だから浮いてるんだよなぁ…。しかも山のてっぺんに立ってるし…。
住宅街のど真ん中の山のてっぺんに和風建築の城…しかもこの山、媿野家の私有地…。
いやファンタジーか? 山丸々一個媿野家の私物? いくら払ったんだよ。
「海斗様、和歌さん、聖様、お帰りなさいませ。」
「紀章様。」
俺たちを出迎えてくれたのは、水上紀章さん。
当主の幼馴染兼従者である。
「紀章様。何か焦ってるみたいですけど、何かありましたか?」
和歌がそう言って首をかしげる。
「まあ…とにかく来て!」
そう言われたので、俺たちは急いで本家に入った。
こんちゃ。鬼樹ッス。(笑)
今回、聖のセリフがなくてほんとにそこにいるのか疑いたくなっちゃうんですけど、海斗が山の説明とか愚痴とか言ってるときに和歌と話してますからね…?