come to story No.0002 大丈夫そんなに落として?
少しずつ各工程を体験業務を経過したところだ。
「おはようございます」
「おはようございます」と挨拶が飛び交いながら、作業服に着替え、業務の準備。
今日の工程場所は、2-3Aで、半生製品工程だ。ここは二人ペアの作業。
いつもはリーダーと作業していて、やっと慣れたかなぁ…と自分で思えるだけで、ホントにできているのかは、不安で仕方がない。
誰も何も言わないから。そう、コミニュケーションは、挨拶のみ。
ちょっとずつ、不安が蓄積し膨らんでいく。
リーダー「今日は垂縄さんとペアになって作業お願いします。」
垂縄「分かりました」
香音は心の中で、えっーと思った。ペアになることもはじめて。不安は的中する。
リーダーの掛け声で作業開始。
お互いのリズムとタイミングがズレると一人が大変になる。
そう、だんだんズレてきてしまった。それをものともせず、淡々とすすめる,垂縄。
ステンレスの上には少々こぼれ、床にも落ち広がっていた。
スピードについていけず、香音は必死に作業している。
垂縄「こんなに落として多すぎじゃないの!」
香音は、はぁ?いつもとかわらんけど・・・って思い、あまりにも私だけが悪い言い方をされたので、頭の中は真っ白になっていた。
とその瞬間上乗せされ、
垂縄「聞こえてる、聞いてる!?」
と告げられ、慌てて
香音「はい、すみません」と謝る。
それでも、スピードは変わらず、淡々とした。
垂縄がズレたときには何も言わずそのままで、そこから先は気づいたのか、ちょっとゆっくり作業になった。
一気にどっと疲れ、息を呑み込む間もなく、次の種類、次の種類の業務を進行させる。
器具の洗浄し、床水で流し、ここの工程作業は終了。
しかし、言われた言葉は香音の脳裏をグルんぐるん回っていた。
あれはなんなんだ。あの権利はいつからそんざいするんだ、と素朴な疑問に思えて仕方がなかった。お昼の休憩時間もぼっーとしながら、過ごす。
なんだか、その言葉に脳裏は支配されている感じだ。
午後からは梱包の工程だ。
補助していただきながら、業務進行したお陰で、15:00に終わり、休憩後、日報記入、片付けで、掃除。
垂縄は15:00までの職員だ。
リーダーと二人で機器、器具、床、モップ、水拭きすることになった。
今日言わなければ、帰宅できないほど、我慢できずにいた香音だ。
そして、質問する(尋ねる)ことにする。