come to story No.0001 4カ月経過する私の勤務
「行ってきまーす」
「気を付けて行ってらっしゃいね」
の朝のやり取りから始まる一日。
大学卒業後すぐ就職ができず、その二年後にやっと就職内定をもらったのが、今の会社。
現在24歳。足枯香音は、入社して4カ月を迎えようとしていた。勤め先名は、"ニーズコーポレーション"
工場勤務で8:00~17:00、カットくだもの、ドライフルーツ、ジュレ、半生、など、様々な工程があり、まだまだ、覚えることがやまのようにあるのだ。
主にホテルやケーキ店、大手企業に出荷する。
毎日必死、あっという間にお昼。45分の休憩をいただき、午後は受注に合わせて梱包と発送準備。
加えて、業務日誌・日報・連絡事項を記入する作業がある。
「おはようございます」
「今日も一日、安心安全で感謝し、勤めて参りましょう」、で、業務開始になる。香音にとっては、呪文的存在である。
詰折「次の袋準備お願いします、袋の保管場所わかるかな?」
香音「はい、わかります、持ってきます」
包装された紙を取り、次使えるように準備。
まだまだ、知らないことは多いので、順番にと思っている。
チームワークの仕事だな・・・と日々感じる香音。しかし・・・そんな風に思わない先輩もいると感じることもあるのだ。
あるとき、梱包が溜まってきていた。でも、必死にやっていた香音は、"手伝って"と言うこともできなかった。
様子を見て気にかけていただける方もいるし、声かけてくれなわからん、と言ってくる方もいて、戸惑いは大きく募らせていた。
そんな矢先ある言葉を告げられる。その言葉とは・・・・・