表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ts魔法少女ロベリアの追想  作者: ゴマ酢
1章 [サイカイ]編
3/9

1話 前半「夢と記憶/理想ノ夢」

このお話は不定期更新です。お話を書くのも初めてです。

感想やご意見、誤字報告等、よろしくお願いします。



 ヒーローが好きだ。


 どれだけ絶望に打ちひしがれようとも、


 どれだけ重荷を背負おうとも、


 どれだけ報われなくても、


 正義を貫き、悪を滅ぼし、困っている人を助ける。


 そんなヒーローが好きだ。




  ……………………でも


 そんなヒーローはこの世界に存在しない。


 どんなに人々が嘆いても、


 どんなに人々が悲しもうとも、


 どんなに人々が助けを求めても、


 ヒーローは居ない。


 俺はそれを知っている。




  ……それでも、ヒーロー(その幻想)に憧れた。

 

「ヒーローが居ないなら。自分がヒーローになればいい」

 

 そんな身に余る理想を抱いて、


 あの()()が起こるまで人を助け続けた。


 俺には似合いの罰だったかもしれない。


 その()()で、俺は2度絶望した。


「誰もに手を差し伸べるヒーローになる。」


 そんな理想は叶わないのだと、


 俺というヒーロー(ニセモノ)は要らないのだと、


 その時思い知った。




 それから俺は家に引きこもり、あまり外に出なくなった。


 人助けも、しないようになった、


 二度とあんな()()は起こさないように。






 …………それでも俺は、ヒーローに憧れていた。






────

──────────────

──・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ