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第188話

 その後、真夜中と言うことで1回解散。

 明日は戴冠式本番なんだが・・・コレ起きられるかなと不安は有ったが無事起床。


 早朝からパレードの準備だのなんだのが忙しいだろうに、朝食後に近衛騎士団の面々がアポ取って私に頭を下げて謝罪。

 新しい王様の方も誤認逮捕の謝罪の手紙と私に渡される報酬の増額の打診がされた。ラッキー

 遠慮せずに私は王家の打診を受けて報酬の増額で手を打った


 さて戴冠式本番。昼前に新しい王様がお披露目され、民衆の前で馬車に乗って王都を回る。

 マーシャさんは隠密スキルで新手の暗殺者が来ないか警戒。

 私も探知系魔法と幾つかの防御用魔法、念のために衣装の下に≪琥珀の鎧≫を仕込ませて鉄壁のガードにはしておいたが・・・どうやらマジで暗殺者は居なかった様子。


 その代わりにクラウベルが後宮に悪魔武器を持ち込む手引きをした人間を調べて拘束。話によると聖域の人間に金貨や魔法の品で買収され、悪魔武器とリネットを後宮に通したらしい。

 裏で精神操作して話を一通り聞き出したんだけど、魔法の品は使い捨ての3流品で手がかりには弱いし、持ってる情報も殆ど無し

 ただ、王家を危険に晒した罪って事で後日刑が言い渡されるらしい


 で、パレードが終わって夕方頃に晩餐会が始まる直前で


「邪魔するで~」


 ジャコウさんが遊びに来るような感じで救護室に来た


「邪魔するなら帰ってください」

「ほなしゃ~ないなぁ」


 私の斬り返しにジャコウさんは扉を閉めて10秒後


「引き止めろや!!」

 あ、帰ってきた


「いや、帰ったのはそっちじゃないですか。晩餐会始まりますよ?」

「いやウチ国賓なんやけど!?かまってや!」

「かまってちゃん!?私は雇われの部外者なんで、そういうのはノータッチなんです」


 何しに来たんだ?


「まぁちょっと話がしたくてなァ。アンタの弟子が持っとる杖、アレ精霊武具やろ?」

 ベッティちゃんは同じく救護室で毒物看破の魔法で調理場を監視しているのを横目に話を進める


「まぁ。一応そうですね。まだ能力や性格までは分かってないですけど、杖の性能は彼女のビルドに沿った性能にしてます」

「精霊武具は1キャラ1つがルールで例外は無いって話やから持ち込みは無いはずやし、こっちの世界で造れたん?」

「えぇ。村で研究して成功しました」

「なら、金と素材出すからちょっと作ってくれへん?ウチのバカ(プレイヤー)共は全員持っとるけど、姫さんとか側近にも持たせたいねん」


 精霊武具の生産かぁ・・・


「ちょっと相談してきて良いですか?」

「えぇよ。だた良い返事やったら嬉しいなァ」


 ベッティちゃんに監視を任せ、インベントリ空間から対面鏡を出す。

 遠距離通信用に確保しておいて良かった・・・えーっとレーシアさんのは・・・この鏡か


「もしもしレーシアさん」

『・・・はい。どうしました?』


 私が呼びかけるとすぐに出てくれた


「精霊武具なんですけど」

『ベッティちゃんの杖で何か不具合が?』

「いえ、それは問題無いんです。ただ・・・それを見た人が金と素材を出すから作ってほしいって言ってて。どうします?」

『ん~・・・その人は信用できます?』

「聖域側じゃないですし、今のところは友好的ですよ。あと強いのでできれば味方側で居たいですね」

『武具精霊を憑かせるのは結構手間なので量産は無理ですよ。3~4か月時間をかけて良いならオーダーメイドで受けますけど』

「分かりました。ちょっと待っててください」


 ジャコウさんに向き直り、話をそのまま伝えると


「ほーん。3~4か月かぁ・・・。なら頼むわ」

 あっさり承諾

「素材と基にする武器は全部そっち持ちで頼みますよ」

「分かっとるって。金庫で腐らせとる精霊結晶ならウチもいくつか持っとるし、精霊武具あったら最低限姫さんも自衛できるからな。金はどうする?エルドラド金貨か砂糖切符なら言い値で出すで?」


 わぁブルジョワ!ジャコウさん大好き!


「その辺は付与師のレーシアさんと相談してください」


 レーシアさんと繋がってる対面鏡をジャコウさんに渡し、私は仕事に戻る


 しばらく対面鏡越しでアレコレ話し合った声が聞こえ・・・


「ほな、形状はソレで。報酬はエルドラド金貨60万と上白糖500キロ、残りはウチが使役しとる蟲系の素材のリストから・・・ってトコか」

『蟲系とはいえ高位モンスター素材はこっちの世界じゃお金じゃ買えないので助かります』

「ええよぉ。生産系は戦闘するだけのバカ共より代えが効かんし、贔屓にしたるさかい。・・・なぁマジで自由種族連合(ウチの国)に来ぉへん?好きなだけ年棒(カネ)出すで?」


 こらこら勝手に引き抜こうとするな!


『あ~。魅力的ですけど今は結構です。仲間も村に集まってるんで』


 レーシアさぁ~~~ん!!


「そっかぁ~。ならしゃ~ないなぁ。マジで困った時は言ってや?

 ウチ、それなりに強いから、言ってくれたら力貸すで?」


 ジャコウさんは大人しく引き下がり、前金としてエルドラド金貨60万が詰まった袋をポンと私に預けた。おっもぉ・・・


「残りは武器ができてからで頼むわ」

『はい。では待ってますね』


 無事に取引は済んだようだ

≪武具精霊付与≫

種別:特殊生産系魔法

制限:レーシアオリジナル

属性:不明

射程距離:接触

形状:付与

レーシアが開発した精霊結晶から精霊を取り出し、武器に憑かせることで精霊武具を生産する秘術。

精霊結晶とベースとなる武器、いくつかのモンスター素材を触媒にして3~4か月の時間をかけて付与する。習得方法や具体的な作業工程はトップシークレット。

ただし精霊の外見や能力は指定できないリセマラ不能の武具精霊ガチャでもある

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> ただし精霊の外見や能力は指定できないリセマラ不能の武具精霊ガチャでもある 一点物につき返品交換は受け付けません
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