第16話 練り上げてきた者
さて、変な状況なのは、確かだが切り替えて戦わなければならない。
断頭台で見下ろされる形で戦闘体制に入る。お互いに出方を伺う、俺が出ようとした時だ、シャルーサが喋り出した。
シャルーサ「お兄ちゃん思い出した、これは上位結界魔法だよ、あの人の心象風景の具現化する結界だよ」
流石は、我が妹だしっかりと学んだことを覚えている!
結界魔法、、、言うところの固有結界というやつだろうか。男の子なら誰もが夢見ちゃうかっこいい魔法だ。
があんなオッサンが使うのは、こっちまで恥ずかしくなる。うんうんあんな大人になりたくないね。
シャルーサ「ホロルぼーとしないで!」
シャルーサに喝を入れられた気分だ、エルマタールが俺目掛け飛び込んで来た、間一髪回避する。
続いて俺の両サイドを黒い羊が飛びかかる、前方にはエルマタール、初戦でこの戦法を使うことになるとは、思っていなかったがやってみようかシャルーサ。
あの事件から、ずっとシャルーサと連携して戦う方法を模索していた。森で7年何もニートをしていた訳じゃない。
こいう時のために編み出した戦闘術だ!
シャルーサ「風よ、跳ね上がり空を舞え!」
弾かれたように体が中をまう、そして体勢を入れ替え1人と2匹に目掛けて手のひらを見せる。
シャルーサ「光の導きよ汝に降りかかる災いを払いのけよ、、シャイニングランス」
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光の無数の矢が黒ヤギとエルマタールに降り注ぐ。
凄まじい威力を受けて、標的が吹っ飛ぶ。あたりには土煙りが立ちこめる。
やったか?は、死亡フラグなので言わない。にしても案外上手く行ってくれて助かった、タイミングもバッチリだ。
この戦闘術というのは、シャルーサ主軸の俺がサポートだ。
俺はこの7年特に意識していたのは、体の動かし方である。いつでも戦えるように戦闘になると必ず俺が体の主導権を持つように徹底したのだ。結果的に少しは動けるようになった。シャルーサは、中で詠唱をする。
すると戦闘中におしゃべりする必要もなく、ギリギリまで魔力を貯めれるというわけだ。
恐らくエルマタールのように魔力であらかじめ形を作り操るようなやり方は、魔力の消費が激しい。
仮に魔力をあまり使わないとしても、魔法を展開しているのには、代わりないのだから消費は、するはずだ。
土煙りが段々と薄くなる、そこには当然のように立ち上がるエルマタールがいた。
これくらいで倒せる相手だとは、思っていなかったが一体多数は、武が悪い。
周りを見る感じ断頭台を軸に戦うしかないだろう、頭を回せ落ち着け、狩りと何も変わらない。
ちょっと強い魔物に的確な頭脳があるだけだ。強敵は、初めてじゃない、何回も死にそうになった事はある。
少しの事も見逃さないように目と頭と体をフル回転で回せ、明日も生きてゆくために。




