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第15話 あの丘で①

私は、確かに死ぬ寸前だったが、、なんだこれは。

そこに広がっていたのは、緑の芝で女が見える。神々しいが黒いオーラを纏う彼女は、そこにいた。

???「やぁ、確かエルマタールと言ったね。私は、そうだな魔女とでも呼んでおくれ。少し話をしてくれないか?」

エルマタール「、、、、」

魔女「沈黙か、それは良いよって事でいいんだね。なら話そうか、と言っても私が勝手に喋るよ」

エルマタール「聞きましょう、貴女の話を」

目の前にいるそれに私は、王の前にいるかのような緊張を抱いた。自然と高貴な方であると直感した。

魔女「そう、ならいくつか質問させてくれ。私は、君達で言うところの感情や感覚が少し違うんだ。だからそこ問いたい、何故君は、シャルーサを悪だと決めつけるんだい?」

エルマタール「悪とまぁ、、そうですね、私とアレらの会話も筒抜きだったのだろうから、わかると思いますが、私は民衆が悪とするならそれは、悪なのです。そこに間違いがあっても民衆がそう解いたらなら等しく悪だと。

疑わしきは罰せよ、それが不審たる由縁です。」

魔女「なるほど君の行動の指針は、それなのだね。他とは根本が違うと、やはり君たちは愉快で不快な生き物だね。全く同意しかねるが、一つ褒める点を与えるとするならシャルーサのことをアレと呼ばずにアレらと呼んだことだね。

君は、シャルーサの中が見えていたのかな?」

エルマタール「いやぁ、見えたというより何となく感じたのみです。もしかすると中にいるのは、とてつもなく、、、」

魔女「しっ。私の求める答えじゃない。

君と話そうと思ったのも気まぐれだ、慎みを覚えなさい幼子よ」

エルマタール「、、、、」

魔女「良い子だね、さぁお行ききっとまた巡り合うでしょうね。」

エルマタール「私の最後は、祝福を受けたようだ。祝福に甘んじてここらで身を引かせてもらいます。」

魔女「いや、君はまだ身を引くことは出来ないだろう。

定めは決まってしまったが、君はまだ還すことが出来ない」

エルマタール「それは、一体どいう事なのでしょうか」

魔女「分からないだろうけど、すぐに分かるでしょう。可哀想な幼子よ」

エルマタールと魔女と名乗る女性の話が終わった瞬間に、すごい引力に引き寄せられた。

目を開けると、断頭台でマシュルホルの首を持って静かに俯くエルマタールがいた。

エルマタールと俺の目があった瞬間だった、穏やかな表情をしていたはずのエルマタールが俺を見て言い放った。

エルマタール「今一度名乗ろう、私は不審のエルマタール街を滅ぼした疑いのある魔女を償いを与える者、、さぁ良い悲鳴を聞かせておくれよ」

奴の表情は、最初に会った時に戻っていた。先程までの穏やかな表情では、ない。

何か違和感を覚えた、現に奴を殺した、、。はずだったのに殺していない。

混乱する頭を叩き起こして、もう一度戦闘体制に入る。

しかし、問題が一つある。さっきのような力は、発現しないらしい、強烈な怒りに似た感情も湧いてこないのだ。

自力で勝つしかない。

勝算は、あるのだろうか、、、。


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