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第14話 そいつの世界

 マシュルホルの力を借りつつ、逃げながら戦う。

だが、どうしても拉致があかない。それはマシュルホルも気づいているようで攻めるべきなのか、護るべきなのか考えている様子だった。

それにあの異様な黒ヤギだ、付かず離れず一定の距離を保ってついてきているのだ。

突然戦況が動いた、マシュルホルの目の前に黒い霧が現れたのだ。エルマタールとあの異様な黒いヤギが突然目の前に現れたのだ。

エルマタール「追いかけ回すのも飽きたのだよ、さぁ私の世界へ」

異様な黒いヤギに突進されたと思った瞬間だ、景色が変わった。森にいたはずが石造りの地面になっている、どこかの街だろうか。霧がすごくてあまり見えない。

それにマシュルホルは、どこに行ったのだろうか。この空間はなんだか冷たい体が芯から冷えているのがわかる。

だが、そんなことも言ってられない、すぐに体制を立て直さなければと思っていた時だ、その空間の中心に何か建っている。

体を起こして歩き始める、近づくにつれて何かを持つ人のシルエットが見えてくる。俺とシャルーサは、瞬間息を呑み瞳孔が開いたのがわかった。目の前に現れたのは、ロンドンの街の中心のような場所に断頭台がありその上で、マシュルホルの首を持って狂人のように笑うエルマタールの姿だった。

嫌悪と憎悪が一気に湧き上がってきた、あぁ分かり合えない人間もいるよな、、そう思った。こいつは、殺すしかないとも思った。

エルマタール「なんだ、その顔はもっと喜べ死んだのは、あの獣だけだお前では、ない!!生を実感するだろぉ〜?

貴様のような穢れた者より先に尊い命が!選別された!お前のせいで!悲しい!なんとも悲しい!!」

あぁ、あの時と同じだ。いや違う今回は、明確に俺の殺意で何かが息をする(鼓動)した。

https://45008.mitemin.net/i878994/ 挿絵(By みてみん)

俺の精神世界に人型の影が歩いている、シャルーサが怯えているのがわかる、だがそんな事よりも俺は、あいつを殺す事を優先した。

身体中に黒い影を纏い手先にその影を集中させる、簡単だあいつの心臓を撃ち抜くだけだ、それだけで終わる。

今なら簡単に殺せそうだ。

今にもはち切れんばかりのおぞましい魔力の集合体の一撃を放った瞬間だ。

エルマタールの腹部から背中にかけてぶちぶちと血潮をあげ声にならない悲鳴を奴が奏でる瞬間、声がした。

???「----私は、この現象を拒絶し新たな物語を顕現させる。」

エルマタールの声ではないその渋い声色は、一瞬時を止めたかのように思えたが、それの後に続く声に遮られたかのように掻き消された。

美しい女性のような声だった、さっきの声とは、違い優しく高貴な声色だった。

???「こんなに早く相見(あいまみえる)とは、そんなにせっかちな方だったかしら?」

何を言っているのかわからない、間違いなくこの女性の声は、俺の内から聞こえた気がした。

何がなんだか、わからぬうちに俺は光の中にいた。

夢を見ているような、最初にこの世界に来た時と同じような感じだ。自分視点のはずなのに、自分がない。

目の前に見えるのは、野原と馬鹿でかい木だ。二つの人影、髪の長い美しい女性とさっき俺が殺そうとしたエルマタールがいる。

あちら側には、行けないそんな気がした。俺は観ているだけだ。


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