第1話 行き着いた先は、、
延々と続く日々に絶望して自殺した主人公
目を開けるとそこは、光に包まれた空間、、目の前にスクリーンのような物そこに映し出されたのは、赤子の誕生日を祝う人達、、!
なんと転生先は、女の子の精神世界だった!!
今の世界に疑問を持ったことはあるだろうか?人によって違うかもしれないが俺はずっとそう思っていた。
今生きてる世界は、俺の居座るべき世界なのか否か、そんな厨二病ちっくなまま大人になってしまった。
メンタルが弱い俺は、ある日それを実行した、怖かったがやるしかないと思った。
しかしその瞬間は割と一瞬で、覚悟を決めて首に輪っかを通せば直ぐに望んでた通りの結果になった。暗闇の中で意識を失っていくうちに後悔や安堵の気持ちが同時に押し寄せてくる、結局待っていたのは苦痛だった。
暗闇の中を少し走った気がする、体は無いのだが走ったような感覚、、とでも言うのだろうか、ひたすらに走った、何かを無意識的に探しているように走って走って、、、光を見た。
滑稽だ、自分で死んでおきながらまだ何かに縋ろうとしている、泣きそうになる気持ちを叩きつけてその光を目指した。
その光に辿り着いた時、後ろから誰かに背中を強く押された、直感的に女性だと思った。
体は無いとわかるのだが振り向こうとした。彼女は、耳元で囁くようにこう言った、「あなたが彼女を救うのよ」と俺が返答を返す前にに光に吸い込まれてしまった。
光に吸い込まれて何分、何時間、何日、何年はたまた何千年経ったのかわからないが、そうなっていてもおかしく無いなと何故かそう思うのだ。
気がつくと俺は、俺を歓迎するかのような光の空間まるで花畑に来ているような、そんな空間にいた。
広いのか狭いのか区切りを感じさせないその空間は、俺に好奇心を与えた。しばらく散策してみる事にした、感覚的に1時間くらいのものだろと思う、どうやらこの空間それなりに稼ぎのある若者が住むアパートくらいの広さと言った感じだ。
感覚的に1時間の散策と言ったがアパートくらいの広さでそんなに調べて回ることができるのかと疑問に思う人もいるだろ、しかしこの空間なんせ区切りがわからない、上手く感覚が機能して無いのかもしれない、あの世なのか異次元に飛ばされたのか不安は、芽生えて来ないのだが自分を形成しているものが何とも不安定だ。
視界は、良好と言うことは目があると言うこと、しかし見えるはずの手や足胴体と言った物は見当たらない。だが歩くや見ると言う触感は、あるのだ。
不思議な事に時々音が聞こえてくる、こう、、、川のせせらぎのような音それが俺の空間の周りを循環するような感じがする。
俺は何をすればいいのか、自殺した事で神からの天罰を受けて反省しろとでも言われているのか、全くわからない。 感覚的には、一年経った時のこと、不思議と退屈さは感じていないので穏やかに過ごしていたと思う。
しばらくして、この空間にも慣れていた頃、突然空間が変化し始めた、曖昧だった区切りは、曖昧でなくなりボールペンで線を引いたかのようにくっきりと現れ始めた。
そして数分もしないうちに目の前に巨大な水晶のような板が現れスクリーンのように映像を流し始めた。
その映像にはたくさんの人達が賑やかに話している、すると手前にいる綺麗なオレンジ色の髪男がスクリーンに向かって話している。
男「やっぱりシャルーサは、可愛いな」
俺は思わず返答を返しそうになった、しかし声が出ない思えばしゃべってみようと思ったことはなかった、会話などこの空間では意味がないからだ、何も返ってこないの無意識に理解していたから、声を出そうなんて思ったこともなかった。
しかしその瞬間何かが繋がった、誰かと意識が繋がったと直感で理解した。
自分が体験したかのように記憶が傾れ込む、生まれた日、初めて父と母の声を聞いた日、薄らと目が見えるようになった日、様々な記憶が俺の中に自然と入り込んだ。
断言出来るのは、俺の事では無い事しかし他人事とは、思えないほどに親近感がある。
俺はここに来て初めて言葉を話した「シャルーサ」と、それに応えるのにスクリーンの視点が変わり第三者目線と言うのだろか今までスクリーンを写していた人物を見た、2歳くらいの綺麗なオレンジ髪の女の子だ。女子は、不慣れな言葉でこう言ったのだ。
シャルーサ「うぁい」
俺は理解した天罰を受けていたのでは、なく女の子の中に転生したのだと、そしてこの子は俺の妹だと。
この先俺は、この子を見守っていくのが俺に与えられた役目だと思った。
最初に会ったあの女性はこのことを言っていたのかわからないが、俺はそうなのだと思った何か覚悟のようなものが生まれた。
長編になる予定です、楽しんで頂けたなら続編お待ちください。感想、文章の指摘お待ちしております。
初心者なのでこれから精一杯頑張りたいと思っております