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エッセイ的な

トップガン マーヴェリック

作者: イトー

これは二次創作ではないです、キャラ名も仮名

 開始1分、オープニングの時点で軽く泣いた。

 感想を語り続けるとホントにキリがない。

 だから語らない。それはそれとして。


 この映画のストーリーをそのままファンタジーにできないかなと思って、ログラインというかあらすじを書いてみた。

 キャラ名は役者から取った。声のイメージは吹き替え。

 上記の映画のネタバレを見たくない、という人は読まないでください。





 その昔、魔王を倒した勇者パーティーがあった。

 数十年後、平和になった世界で勇者ヴァル(CV東地宏樹)は誉れ高い王国騎士団の名誉団長となり、他のメンバーも要職についていた。


 だが勇者をも上回る能力を持つと言われていた元騎士団の剣士トム(CV森川智之)は、田舎でしがない冒険者をしながらくすぶっていた。

 魔王との戦いで失った戦友アンソニー(CV平田広明)の死を、自分の責任だと思っていたからだ。


 そんなある日、トムのもとに王国から使いが来る。

 預言者が魔王復活の予兆を感じ取ったので、すぐに騎士団に戻ってほしいという。


 もう戦えないと彼は言うが、討伐のために若手の精鋭たちで組まれる部隊に魔王復活を阻止する戦法を教える、教官をやれというのだ。

 その命令は元勇者で現名誉団長のヴァルから直々に出されたものだった。


 久々の王都に戻ると、昔付き合ったり別れたりしていた魔術師がシングルマザーになり、人気のパブの女将になっていた。


 酒場で昔話に花を咲かせていると、これから教える騎士団の精鋭たちが客としてやってきた。

 そこでトムは息を飲んだ。

 その中に、戦友アンソニーそっくりに成長した彼の息子マイルズ(CV宮野真守)がいたのだ。



 預言者の言葉に従い、魔術師が長距離の遠隔視認魔法で復活前の魔王の状態を確認した。

 それを念写で地図に起こしたものを叩き台として、トムにより作戦が考えられた。


 北の大陸、魔王城の跡地で魔王はバリアに包まれた状態で、復活のときを待っている。

 そこに至るまでの渓谷の間には毒の沼地があり、徒歩では進めない。


 飛行魔法で渓谷の上に出ると、侵入者を迎撃するために設置された強力なガーゴイル像たちが一斉に動き出してしまう。


 つまり渓谷の間をすり抜けるのだ。

 王国には魔法の馬具を付けることで、ペガサスのような機動力を発揮する騎馬が存在する。


 のろのろと飛んでも、やはり警戒する魔物たちに気付かれてしまう。

 そのため一定時間内に渓谷を突破し、先鋒の部隊が聖剣でバリアを切り裂き、後続の部隊が聖槍を投げ込んで魔王に大打撃を与える必要があるのだ。


 問題はそれだけではない。

 たとえ魔王を再度封じようとも、魔王城の後方には四天王レベルの戦闘力を持つといわれる暗黒戦士が何体も待機しているのだ。


 谷を高速で抜け、魔王に致命傷を与え、追撃してくる暗黒戦士から逃げ切る。

 これがこの作戦の全容だった。

 これは参加者を決死隊と呼んでも過言ではない、過酷なミッションだ。



 トムが教官として皆の前で挨拶をする。

 彼の前にいるのは全員が精鋭中の精鋭、選抜されたエリート騎士だ。


 まずは訓練前に腕前を見る模擬戦。


 相手は魔王を倒したパーティーの一員ながら、田舎で冒険者なんてやりながらくすぶっていた中年おやじ。

 軽く叩きのめして、実力を分からせてやるか。


 精鋭たちはそんなつもりでかかっていったが、トムの熟達した剣技が冴え渡り、剣閃が光るたびに何もできずにバッタバッタと倒されていく。

 年齢を重ねようとトムの天才的な剣の腕に陰りはない。


 やがて似た地形を使い、魔法で擬似的に作り出したモンスターを配置して作戦の訓練が開始された。

 だがあまりにも高難度なうえ、わずかな油断で飛翔する馬から振り落とされそうになるものが続出する。


 ストレスと緊張が高まるなか、騎士たちの間にいさかいが起き、そのなかでマイルズとトムに明らかな確執が生まれてしまう。


 トムはアンソニーの妻から「自分の息子は危険な役目を任せられる騎士団には入れたくない」と頼まれ、騎士団への入団テストを裏から不合格にしていたことがあった。


 それは死なせてしまったアンソニーと遺された彼の妻、そしてマイルズを思ってのことだったが、マイルズはトムが勝手にやったと思い込み、その行為は裏目に出てしまっていた。


 そんな中、会いたいと連絡を受けたトムは名誉団長ヴァルの屋敷に行く。

 実はヴァルは魔王から受けた傷が呪いとして残っており、当時から肉体を少しずつ蝕まれていた。

 今はもう回復魔法の効果がないほどやつれている。


 自分に教官の役目は無理かもしれないと悩みを打ち明けると、

「昔のことは仕方がなかった、お前の責任ではない。本心でぶつかればわだかまりは解消されるはずだ、つらい過去を心にしまって今は未来のために頼む」

 そう説得され、トムとヴァルは友情を確かめ、かたく抱き合う。


 その後、訓練を続けるがどうしても及第点となる結果が出せない。



 しばらくしてヴァルが亡くなり、葬儀を執り行う。


 練習が1度もうまく行かず、トムはヴァルの後任者からお前の作戦では無理だ、騎士団を辞めて教官からも降りろと言われてしまう。


 新たに出された作戦は、魔王城に辿り着くことさえもできないであろう、現実的でないものだった。


 退団扱いなったトムは思い悩むが、友との約束をかなえるため強行策に出る。

 彼は許可なく騎士団の装備と騎馬を使うと、複雑な地形を突破し、単独で訓練を成功させる。


 勝手な振る舞いをしたトムは責任を取らされることになる。

 それは討伐隊の隊長として作戦に参加せよとのことだった。

 その後トムの勇姿に感銘をうけた精鋭たちはなんとか及第点といえるまでの結果を出せるようになる。



 やがてタイムリミットが近づき、作戦は決行される。

 魔王の大陸近くまで大型船で移動。

 こちらの動きに魔物たちはまだ気付いていない。


 聖剣を持った先鋒はキャリバー1・キャリバー2、聖槍を持つ後続はランサー1、ランサー2の名前を与えられた。

 その後続メンバーにはマイルズの名前があった。

 トムたちは船から高速移動魔法によって飛び立つ。


 果たして彼らは作戦を成功させ、魔王の復活を阻止することができるのだろうか!?

 命を賭けた精鋭たちは、確執をもったトムとマイルズは生き延びるのか!? あるいは!?



 という感じでしょうか。

 元の映画が素晴らしいから、単にファンタジー設定に落とし込んでも、なんか良さげに見える。


 おっさん無双、生意気な若者を圧倒、そして若者からの尊敬の眼差し、実は偉い友達がいてやらかしても助けてくれる、その友との友情と別れ、誤解と確執、熟年恋愛、家族愛、後半の命がけの大バトルなど、なろうの長編ファンタジーにしても1本書けそうな要素が満載ですね。


 映画の脚本家から怒られなければ、誰か書いても良いんじゃないでしょうか(丸投げ)

 もし公式から二次創作扱いされたら削除します。アカバンされたくねえなあ。

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