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想いの詩(仮題)

冬夜流想

作者: 浮き雲

うかつにも、投稿した後に100作品目だったということに気づきました。そうと気づいていれば、もっと吟味をして選んだのですが。ちょっと残念な気もしますが、そういうものですね。




冬の祭りの(おもむき)


並ぶ夜店に吊るされた 洋灯(ランプ)の色の暖かさ


風に吹かれてゆらゆらと


揺れる明りの影となり 寄り添う人らの白い息




名残る花火の面影は


冷たき空で凍り咲き 砕け散りたる輝きと 


欠片の如く、滲みなく


ただ、ひたすらに降り注ぐ 光の粒の鮮やかさ




空を見上げて気づくのは 


地の輝きに抗わず 隠れてしまう星たちの


幽かに残す光さえ


奪うことなく澄み渡る 冷たき空の暖かさ




遠き山より飛び来たり


洋灯(ランプ)の下を群れて飛ぶ 羽虫のごとく雪の舞う


触れれば、すぐに消えてゆく 儚き綾に魅せられて


寒さを忘れ立ち尽くす




冬の祭りの夜は更けて ひとり、ふたりと去りゆけば


屋台を仕舞う人たちの 声も儚く空に消え


きみと歩いた、この道を いまは、ひとりで帰りゆく





前に書いていたものを、一部修正して投稿しました。冬の花火、ランプの明かりに浮かぶ雪など、以前、出逢った、そういった断片の繋ぎ合わせによる、わりと、純粋な空想の産物です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 100作目、おめでとうございます。かなり速いペースですね… まだ先、とは思いますが、トータルで2000作を超えると、最初の部分にはほとんどアクセスできなくなります。 そこまで至らなくても、最…
[良い点] リズミカルで良いですね。 言葉も,浮かんでくる情景も,綺麗だと感じました。 [一言] ありがとうございました(^▽^)/
2021/12/24 18:08 退会済み
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