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畑にいたら

作者: タマネギ

畑にいたら、

時間はすぐに経って、

一日が短すぎて、

損をしたような。


いやそうじゃなくて、

これで余計な

ことを考えなくて

済んでいる。


何をしているかを

考えてみると、

面倒なことばかり。

コツコツ、コツコツ。


今日ははじめに、

里芋の枯れた茎をとり、

茎を優しく束ねた。

すると背が伸びる。


背が伸びると、

根本が太くなって、

芋が大きくなってくる。

また、まろやかになる。


それから草を刈り、

少しだけ肥料を撒き、

水をやり虫を取った。

薩摩芋の蔓も括った。


合わさると、

けっこうな時間になる。

そのどれが抜けても、

気がかりになる。


帰るとき写真を撮った。

特に何かに使うわけでは

ないけれど。

たまに眺めるくらい。


そんなときに、

大きくなったなぁとか、

もう秋だなあとか、

何かを感じている。 


それには自分が

関わった出来事が、

そこにあることの 

不思議さも含んでいる。


自分がいることを

感じるのは、

関わったことを

眺めるときなんだろう。


趣味というのは、

自分をたまに、

眺めることかもしれない。

収穫は茄子とインゲンだった。

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