【短編】超絶美少年とイケメンのタイミングのズレた片思い
イケメンサイド
クラスが変わって、俺は一目惚れをした。サラサラな髪と大きな目。しかも、小さくて可愛い。
俺は女の子が好きだし、彼女がいたことだってある。自分が男を好きになる日が来るなんて思ってもいなかった。
何度か話すタイミングがあり、アプローチをしたけど、彼は俺の気持ちに気づいてくれなかったと思う。
一つだけ、彼を後ろから抱きしめた時の赤くなった耳だけが忘れられない。
俺は、彼を忘れるために彼女を作った。
美少年サイド
僕はよく、可愛いと言われる。僕だって男だからかっこいいと言われたいのに。好きな子ができても、「そういう目で見たこと無かった」と言われるのがほとんどだ。
そんなある日、僕に友達ができた。彼は、いつも話しかけてくれて、優しくしてくれて、大切な友達だった。
でも、ある時、急に後ろから抱きしめられたんだ。その時の彼の心臓の音や息遣い、体温が忘れられなかった。
それをきっかけに僕は彼を友達としてみることは無くなった。僕は彼が好きだ。
美少年が彼女と歩くイケメンを見つける1分前の2人の頭の中のお話。
切ないですねえ(*_*)(*_*)(*_*)(*_*)




