表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/58

プログラム5

突然だが異変が起きた!私の隣に、なんか人が居るんだ!この人は私の部下なのか?ずっと私の隣に立って、扉の方向をジィーーッと見ている。この存在は、私が意識が無くなるあのいつものアップデートというのが、終わったら居たのだ。目が覚めて、驚いて気持ち的に叫んだぞ。さて、この状況は困った。この存在は敵か?味方か?何のために存在しているのだ……。しかも、こんな時に限って何故か無駄に来るプレイヤー達が来ないのは何故だ?情報も得る事ができん。まったく、ソワソワする。話したい……。せっかく隣に居るんだ対話をさせろよ、とても話したい。どうせなら、今回で私を自由に話せるようにしてくれたらよかったのに。


ギィ。


あ、扉が開いた!プレイヤーだ。これで情報が得られる。さぁ、話せ。情報をよこせ!


「魔王様、侵入者を排除してきます」


え?隣に居た人は私にお辞儀をして、扉の方向へ向かった。お前、話せたの?てか、排除って何?戦うのか?お前が?


「新しいアップデートで、ここが強くなったってマジかな」


「おい! 前を見ろ!」


「ここは魔王であられる、カース様の城。生きて帰れると思わないでください」


「おお! 新キャラじゃん。しかも、めっちゃ美人」


「ヤベ、結構好みなんだけどこのキャラデザ」


「消えろ!」


「戦闘始まってた! 近接か、このキャラ」


「早くねぇか? スピード型の戦法なら威力は低いかな……。あ、体力結構減るわ。ワンパンでちょっと予想外」


「マジか、そしたら防御が紙か。攻撃と速さのキャラタイプ。当たれば勝ちキャラね」


その後もごちゃごちゃ言っていたが、なんとなく分かったのは。あの人は私の新しい部下だ!しかもそれなりに強いっぽい?しかし、この状態だと私は観戦するんしかないんだな。手助けしたら楽にプレイヤーに勝てないのかな?クソォーー、動けないぞ。私!


「ワリィ……。俺体力もう無い。しかもデスった」


「はぁ? お前ふざけんなよ! 調子に乗って」


プレイヤー2人が私の部下に倒された……。おいおい?強くない?私よりも強くない?あ、視界がリセットされた。ちょっと待ってくれよ、部下のが優秀ってなんか嫌だなぁ。そして、リセット後にはまた隣で黙って立ってる。なんなの?嫌がらせか?今回はプレイヤーが倒されたからわからなかったけど、この部下さん倒されたらどんな事になるんだ?私も強くなったのかな……。


ギィ。


よしよし、プレイヤーだ!プレイヤーよ!さぁ、試しに部下さん倒してみてくれ!今回は応援してやろう。


「新キャラか!」


皆んな驚くな。あ、待て!馬鹿やろう!そのまま突っ込んだら……。


「なんだ、こいつ強ぇ……」


嘘ぉ、またプレイヤーがやられたよ。はい、リセット!はてさてどうしようか?プレイヤー達どうしたんだ?いつもなら簡単に倒してるのに今日は調子悪いな。このままでは出番が、私の出番が!なんでこんなに強くしたんだ!ほどよくというのを知らんのか、運営とプログラムよ!その強さ、少し私に……。


ギィ。


3度目の挑戦者入りまーーす。ん?あの2人はさっきの騒いでやられてた奴らだな。また来たのか、勝てるのか?


「おいおい、さっきはよくもやってくれたな」


「今度は対策してきたからな!」


おお!やはり何か姿が少し違うからな。この短時間で対策をしてくるとは、プレイヤーめやるな。


「攻撃なんか全然効かないぜ! おい、今のうちにアタックしろ。俺がずっと惹きつけるから!」


「任せろ!」


成る程成る程。1人が囮となってもう1人が攻撃役か、単純だが確実だな。


「よっし! 倒したぁ! イェーーイ」


「お疲れさん」


あ、観察してたら部下さんやられたって、私なんで動いて……。


「邪魔だ、消えよ!」


「カース様ぁぁぁ!」


え?なんで私が部下さんにトドメ刺したの?


「フッ、雑魚を倒す事もできぬ屑にようは無い!」

(幻聴かな?私は何言ってんの!)


「カスの台詞変わったんだなぁ」


「てかさ、酷くね? あんなに戦って瀕死になった配下を……」


やめてぇ!私も予想外なの!こんなの私はしたくないんだよ!勝手に動くんだ。どんなプログラムだ!


「価値の無い者にこれ以上割く時間は無い。さぁ、かかってこい。この世から消滅させてやろう」

(なんか、無駄に悪度がデカイ!魔王なんだけどさ、さっきのがあるから複雑だ)


「アップデートしてマジで心までカスになったな」


「実力と心、両方で魔王カス誕生だわぁ」


「喰らえ!」

(そんなの嫌ぁぁぁあ!)


この後2人と戦い、私は確かに前よりは強くなっていた。しかし、やはり負けてしまい結果はリセット。そして思ったんだ、チラッと横を見ると部下さんは立っている。これから私の精神は保つかな。頼むから部下さん負けるな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ