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新入生と留学生

  無事に進級して、今日から二年生。


  話題になるのは、新入生のこと。


  ソフィア・ユーフォルビア

 

  隣国の皇女で留学に来ていて彼女は二年生なので同じ学年になる。


  淡い金の髪に淡い緑の瞳。どこか儚げな印象だ。

  彼女は内向的すぎて人に話しかけられてつっかえながら会話する感じだ。


  ソフィア皇女は美しい容姿から家族や使用人たちに大事にされてきたので、慣れてなさすぎるのかもしれないが、見ていて心配になるほどだ。


  王子に挨拶された時はなんとか返事を出来ていたが、イザベラの時はあのツリ目に恐怖しているのか顔面蒼白の噛み噛みで挨拶を返していた。


  王子とは互いの国の話をできるほどは親しくなったようで安心。


  それと、心配もある。

  イザベラの取り巻きだ。


  本人に意思がなくても嫌がらせをやりかねない。さすがにソフィア皇女に何かあったら国際問題になるのでやらないと思うが、一応警戒はしておくべきだな。俺のためにも。


  管轄外でも何かあれば、父上とヒゲのおっさんたちのお小言を頂戴するだろうことは目に見えてる。


  そして、もう1人。

  現宰相の息子のルディ・ダルク


  こっちは10歳で入学してきたために話題になってる。


  15歳から入学するはずの学校にいるのだから目立つ。そもそも、この学校に飛び級制度はないのだが。


  天才と呼ばれるだけあって、授業もなんなくついていってる。むしろ、学ぶ必要がないくらいだ。


  こいつがここにいる理由は予想がつく。

  ルディはシャール(おれ)至上主義だ。

  だから、陛下たちを言いくるめて学校に通ってるのだろう。


  初日から俺に声をかけてきたが、それに対してはみんな興味を失っている。

 

  ルディのシャール至上主義は結構有名な話で、シャーロットが俺の遠縁だとルディが言えばそういうことかと納得されている。


  飛び級制度はなかったはずだと俺が言えばルディは『どうとでも出来ます』とのことである。


 

ちなみに、エメリと王子とは今年も同じクラスだ。



シャールにとってルディは弟のような感じです。

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