82・突然過ぎる訪問者
投稿が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。
心よりお詫び申し上げます。
ラシリア大陸東南諸国連盟、通称イスランの定例会議をキッカケとした一連の事件が収束して、既に1カ月が過ぎた。
と言っても俺が意識を取り戻してからは3日しか経ってないので実感はない。
ずっと意識を失っていたといっても、もう身体に支障はなく全快している。というより、身体自体は皆んながかけてくれた治癒魔法のおかげで、早くから治っていたらしいのだ。
では何故、意識が戻らなかったのかというと、ハッキリ言ってわからないと言う他ない。スキル《根性》の影響もあっただろうが、一番の原因はジュガイルのブレスをマトモに食らったせいだろうとエウデ様に教えられた。
流石は神同等の存在である竜族のブレス、半端な威力じゃないなぁ。
目覚めて直ぐに【古竜】エウデモル様には、挨拶を兼ねて報告に行った時に、竜のブレスについて教えて頂いた。
竜のブレスには、身体だけではなく精神や魂にも直接ダメージを与える効果があるそうなのだ。
そしてもう一つ、エウデ様は気になる事を言っていた。それは俺のスキル《根性》についての事だ。
スキル《根性》の効果は、創造神ゼースがかけた俺の年齢に応じたリミッターを解除するものだが、俺のリミッターは残り1枚しかない。
エウデ様曰く、その最後の1枚が抑制している能力が途轍もなく大きなものになっているというのだ。
俺の能力は、創造神ゼースの想定を超える程の成長を続けているらしく、最後の1枚のリミッターの効果もまた、それに比例して途轍もなく大きくなった。その為《根性》による制限突破の副作用もこれまでとは比べ物にならないそうなのだ。
エウデ様は《根性》の扱いには、これまで以上に注意するように言っていた。
俺も、副作用を伴う《根性》を好きで使っている訳ではないので、注意しろと言われても困ってしまうのだけどね。
事件後の東南諸国がどうなっているかというと、実のところ今迄と余り変化はない。
事件前から俺達アスリ獣国側の国々で、新たな東南諸国の統治に関する話し合いも行なっていたのだが、俺が意識不明という事もあって、正式な裁定はまだ行っていないのだ。
それに、元々南ニスリーン連合公国との貿易が盛んだったガリア王国が、この機会に南ニスリーン連合公国の連合に参加したいと言ってきている。
それも踏まえて、来週にもう一度、関係各国の代表がセントラルチェン市に集まって話し合いを行うことになっている。
現在の俺は、その準備に奔走している状態だ。目覚めてもゆっくりと静養する暇など無かったというわけです。まあ、身体の調子は良いので問題ないんだけどね。
『やっほ〜、ナスカくん、起きたみたいだね。じゃあ今から行くね!』
あれ、この声って!
『ジュガイルとウォルナットも連れて行くね。直ぐ着くから!』
『いや、直ぐってちょっと』
うわっ、凄えデケエ魔素反応が凄え速さで向かって来てる!
『ナビさん、全アスリ獣国民に緊急連絡! 客が来るけど敵じゃないから攻撃しないように!』
『了解しました、マスター。しかしながら何人かは既に動き出しています。如何いたしますか?』
『ああ、もう、兎に角止めてて。俺も直ぐに行くから!』
『了解です、マスター』
何で突然来るんだよ、もう。忙しないなあ!
☆
「うわぁ、凄く大きな街だなあ。ナスカくんって凄い所に住んでるんだね」
「ちょっと落ち着きなさいよメテス、今はそんな事を言ってる場合じゃないでしょ」
「ああん、何をあたいにメンチ切ってんだよ彼奴は。ぶっ殺してやろうかあ!」
「ジュガイルも落ち着いてよ、謝罪に来たんだよ、私達は。だから前もって連絡してから来た方が良いって言ったのに、全く」
アスリ市郊外の空に浮かぶ、メテス、ウォルナット、ジュガイル。
その正面に迎え撃つ様に、グリンリル、キラミ、キララ。
地上には、フェンフィン、シザーラージャ、ナーガラートル、エクス、更にザリまで集結していた。その中をピンク色のショートカットの女性が掻き分けて前に出てきた。
「ナスカくんに酷いことをしたジュガイルって人はどの人? メソは許さないんだからね!」
メソのピンクのショートカットが真っ白なロングヘアーへと変わり、ふわふわの尻尾が生えていく、完全に獣人化したメソが上空の三人を睨みつけた。
「あたいを許さなかったらどうするっていうのさ、やってみなよ!」
上空のジュガイルも爪を伸ばして竜人化し、メソの事を睨みつける。
ボカン!
「あ痛! 何すんのさウォルナット!」
「睨みつけてどうすんのよ、私達は謝罪に来たんだって言ってるでしょ!」
ジュガイルの頭を思いっきりひっ叩いたウォルナットの行動に、アスリ獣国側の者達は一瞬呆気に取られてしまった。
「待って待って皆んな、俺が話しをするから、ちょっと落ち着いて!」
メテス達とメソ達の間に《亜空間移動》してきたナスカが声をかける。そのナスカの身体も空に浮いている。
「でもさあ、ナスカくん」
「すまぬがメソ、私からもお願いする、引いてはくれぬか?」
「ズライさんまで」
メソの目の前に《亜空間移動》してきたズライサラーマが、上空へと目を向ける。
「ジュガイル、貴様は何しに来た。喧嘩を売りに来たのか?」
「ああん、あたいが何しに来ようとアンタに関係」
ボカン!
「痛っ、だから殴んなよウォルナット!」
「すいませんズライサラーマ、それに皆さん。私達は謝罪に来たんです。受け入れてくれませんか?」
「うん、僕はナスカくんだけじゃなくて、皆んなにも謝りにきたんだ。メソちゃんっていったかな、ごめんね、ナスカくんに酷いことして」
「う〜〜〜ん、もう!」
メソはブルブルと頭を振ってから、ナスカとズライサラーマを交互に見る。
「話しはメソも一緒に聞くからね、いいでしょナスカくん!」
「勿論いいよ、他の皆んなにも後で必ず説明するから、とりあえず納得してくれるかな?」
【四獣】を中心とした魔獣達も渋々とではあるが一応納得してくれた。とりあえずこの場での乱闘は回避する事が出来たが、やれやれ、先が思いやられるなあ。
ちょっと色々とありまして、暫くの間の投稿は不定期となってしまいます。なるだけ時間を作って書こうとは思っていますのでご理解ください。
それと私事ですが、今月の28日が作者の誕生日でして、新連載を含めて何か書こうと思っています。短編も書きたいと思っていましたが、今の状況だとちょっと難しいかな。
詳細が決まりましたら活動報告でお知らせしますので、そちらも楽しみにお待ち頂けると幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
☆
【作者からのお願いです】
読者様からの反応を何よりの励みとしています。
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お手数だとは思いますが、何卒宜しくお願いします。
連載中[能力はチートだけど・・・]
この小説とリンクする作品です。
↓
https://ncode.syosetu.com/n8548fz/
互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。
こちらもよろしくお願いします。




