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不幸続きで転生5回目、今回こそ生き延びてやる  作者: ubn
第3章 東南諸国編[【反逆の勇者】メテス]
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80・ナスカVSメテス

 前話の番外編ですが、慌てて書いた物を見直しもせずに掲載したので、所々おかしな文章になってしまいました。

 今は忙しくて出来ませんが、その内に修正したいと思っています。内容は変えませんが修正したらご報告します。

 申し訳有りませんでした。





 エウデモル様が気をつけろと言っていた【反逆の勇者】メテスが現れた。

 危険な相手だけど、ルタ提督を逃すわけにはいかないな。

「ルル、ウォルナットの方を頼む。多分相手はお前より格上だ、無理はするなよ」


「はい、ナス兄様の邪魔はさせないようにしてみせます!」


 ルルがウォルナットに向かって跳躍し、爪を立てる、空を飛んでいるウォルナットは難なく躱してみせるが、ルルも《亜空間移動》と《影移動》を駆使して何とか食らいついている。

 これならすぐにやられる事はなさそうだな。それでも長くは持たないかもしれない。



 俺は改めてメテスに向き合って構えをとる。


「弟分が頑張ってくれてる、こっちも勝負を急いでもいいかな」


「うん、ルルくんだっけ、凄い頑張ってるね。僕達も頑張らないとね」


フッ


 メテスの姿が消える、俺は《魔素感知》を最大限まで高める。左か!


フッ


 僅かに感知した魔素に向かって、左の拳を打ち出す。拳の前に現れていた姿はまた消える。


ドコッ


 右に現れたメテスの右の蹴りを右腕でギリギリでガードする、右腕の痺れが増した。


フッ


 直後に消えたメテスの魔素を再び探し、上空に感知した魔素の元へと《亜空間移動》する。


ガシッ


 俺の《亜空間移動》を待ち構えていたメテスの踵落としが、出現直後の俺の頭を襲う。

 両腕をクロスさせてギリギリでガードした。


 駄目だ《亜空間移動》ではメテスの《瞬間移動》を全く追いきれない。


「こんなのどうかな?」


ブワァ、フッ


 空中にいる俺を上から真下へと吹き落す突風が襲い、俺の体は真下へと落ちていく。

 下からは既に《瞬間移動》していたメテスが、下から上へと蹴りを突き上げている


フッ、フッ


 その蹴りを《亜空間移動》で躱すが、メテスは《瞬間移動》で俺の移動先へと先回りしている。


ガッ、ゴン、フッ、ドコッ、バッシャアアン


 先回りしていたメテスの左足の横蹴りを右腕でガードしたが、俺は後ろに飛ばされ、突然何かにぶつかり止まる、な、何だ、壁? 何が起きたのか、混乱した俺の頭上に現れたメテスが回し蹴りを振り落とす。

 左肩にマトモに蹴りを食らった俺の体は海へと落とされた。


ギチイイィィ、フッ


 水中で俺の身体が海水に締め付けられる。俺は小型船内の影を認識して《影移動》で海から脱した。


「げほっ、ごほ、ごほ」


「どう? 《風操作EX》と《水操作EX》だよ。突風吹かせたり、逆に風を止め固めて壁にしたり、水で締め付けたりと多彩な攻撃が出来るでしょう」

「本当は海に落とした時に海面も壁にしたかったんだけどね、君が《瞬間移動》を警戒して、わざと加速して海に飛び込んだから間に合わなかったよ」


「げほっ、た、確かに便利なスキルだな、驚いたよ」


「まだやる?」


「ああ、どうせだからもう少しお願いしたいね」


「そっか、じゃあもう少しやろうか」



『ナビ、《根性》を使う、サポートしてくれ』


『しかしマスター、この相手を5秒以内に倒しきれる確率は20%しかありませんが』


『0よりは良い。それに俺が思っていたよりお前の確率は高かった』


「俺のとっておきも見てもらえるかな?」


「なに、なに、ちょっと楽しみかも」


『行くぞ、ナビ』


『了解です、マスター』



「いくぞ、根性おおぉぉぉぉ!」


ドンッ


「え、速っ!」


ガシッ


 一瞬で飛び込んで放った右拳がしっかりと掴まれた!


『続けて下さいマスター、残り4.9秒です』


「うおおおぉぉぉぉ!」


ガッ、ガッ、ガシ、ガッ、ガシッ、ガガッ、ガガッ、カカガッ、ガガガガッ


「ちょ、何、速っ!」


 既に60回は攻撃しているが、メテスは全て止めている。マジかよ。


『考えないで続けて下さい、残り3.5秒です』


「でありゃああぁぁぁ!」


ガガッ、ガガガガッ、ガガガガガガッ、ガガガガガガガガガッ、ガガガガガガガガガガガガッ、ゴン、


「痛っ!」


 左の拳が1発入った!


『続けてマスター、残り2.1秒です』


「ああああああああぁぁぁぁ!」


ガガガッ、ガガガガガガッ、ゴン、ガガガゴン、ガガガガガガガガガゴツガン、ガガガッ、ドコッ、ガン、ドガガドガガゴン、


「痛っ、速いって、間に合わっ!」


 いけるぞ、もっと、もっと速く!


『そのまま続けて、残り1.5秒』


「行けえ、ナス兄様!」


「メテス、耐えて!」


 いつの間にか、ルルとウォルナットも戦いを止めて、ナスカとメテスの戦いに見入っている。ルルは既にボロボロにやられているが、その目はナスカへの期待で光り輝いていた。


「ぬありゃあああぁぁぁ!」


ドガガ、ドガ、ガガガッ、ドコッ、ゴン、ズドン、ズドドド、ガッ、ズドドドドドドド、ガガガッゴン、ズドドドドドドドドド、


「がっ、ぐふ!」


『続けて、残り0.8秒』


 いける! 止まるな! 速さを重視しろ、もっと、もっと速くだ!


「ぬうりゃああぁぁ!」


ドガガツドガゴドドドド、ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ〈ガッシイイィン〉


 何だ? う、腕を掴まれた? メテス? 違う、もっと巨大な、な、何だ? 何に掴まれた?



『小僧が何を調子に乗っている、あたいのお気に入りに気安く触るんじゃない!』


『逃げて下さい、マスター』


 で、デカイ、何だコイツは? り、竜か!

 至近距離で腕を掴まれ、余りに巨大な為に全体像が掴めなかった。間違いなく竜だ! ヤバイ!


『くたばりな、小僧!』


 口が開いた、ぶ、ブレスか? コイツ、自分の腕毎ぶっ放す気か! 駄目だ、振りほどけない、クソ、耐えろ! 耐えるしかない!


『マスター!』


 ま、まだ《根性》の残り時間は残ってる、力を集中して耐えろ、耐えろ〜!


カツ、ズシャアアアアアアアアンーーー


「ナス兄様あぁぁ!」


 竜のブレスを浴びて、ナスカは海の中まで吹き飛ばされてしまった。海中へと消えたナスカを追って、傷だらけのルルも海へと飛び込んで行く。


 海を割るかとも思われた暴風のブレスも、次第に海のクッションに吸収されていった。

 海面を荒れ狂っていた白波も少しづつ消えていき、世界は静寂へと変わっていった。

 【作者からのお願いです】


 読者様からの反応を何よりの励みとしています。

 ポイント評価、ブクマ登録、感想、レビュー、誤字報告を頂けますと、創作意欲のより一層の向上に繋がります。

 お手数だとは思いますが、何卒宜しくお願いします。




 連載中[能力はチートだけど・・・]

 この小説とリンクする作品です。

 ↓

 https://ncode.syosetu.com/n8548fz/


 互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。

 こちらもよろしくお願いします。

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