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不幸続きで転生5回目、今回こそ生き延びてやる  作者: ubn
第2章 建国編[定例会議]
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57・旅の夜と言えば宴会だよね

 やたらと背の高い男が宴会に乱入してきた。


 ミィージョ公王の知り合いみたいだが、どう見ても人間じゃない。


 何者だ、あの男は?

「騒がせてすまなかったね、みんな」

「知っている者もいると思うが、この男の名はシヴァル。これでもジベルト国の国王で、歳はたしか170歳だ」


「おい!俺はまだ168だ!」


 じじいかよ!


「ちょっと黙ってろよシヴァル。ミィージョがお前の紹介をしてやってんだからよ」


「おお、マルサンも居たのかよ。久しぶりじゃねえか」


「だから、ちょっと黙れって」


 マルサン公とも知り合いなのか。こちらも随分と親しい様だけど。

 しかしジベルトってたしか、魔王が治める魔国って聞いたような。


「こほん。まあ見ての通りのヴァンパイアだが、悪い奴じゃないので安心してくれ」


 やっぱり吸血鬼か。

 魔人ヴァンパイア族。魔物の中でもかなりな上位種族だ。個体差が大きい種族とも聞いているが、こいつの魔力はかなりヤバイ。


「シヴァルはかなりな変わり者でな、魔王とか魔国とか言われるのが嫌いなんで、そこだけは注意してやってくれ」


「変わり者とはご挨拶だな。俺はただ、勇者になりたいだけだ」


 魔物が勇者に? 何言ってんだこいつ。


「まあ、なんだ。俺はただ遊びに来ただけなんだが」

「まあ、よろしく頼むわ」


「なんだ? お前、宴会に加わる気か?」


「当たり前だろ。宴会どころか泊まってくぞ、俺は」


 急に変な展開になっちまったな。



 宴会は仕切り直しとなり、ドルベ公王が改めて乾杯の音頭をとって始まった。

 シヴァル王(魔王だろ)は、マルサン公とミィージョ公の前に陣取り、もう呑み始めている。

 チグス兄さんだけは、シヴァル王の料理と部屋の手配にてんてこ舞いしているが。


『ナビ先生、アイツの解析終わってる?』


『はい。魔王級でも上位の戦闘力ですね。グライスに迫る強さだと思います』

『マスターでは太刀打ち出来ません』


 だろうなあ。ヤバイもん、アイツの魔力。

 でもまあマルサン公達と親しいみたいだし、闘いにならないなら気にするまでもないかな。


 俺は気をとり直して、マリ姉やメソ達と談笑しながら料理を摘み始めた。



 しばらくの間、俺が料理を楽しんでいると、俺の目の前にシヴァル王がセイメンと一緒にやって来た。

 俺に挨拶をしに来てくれたらしい。

 セイメンとも仲良いんだな、こいつ。


「なんだ、このちっこいのがそうなのか?」


「シヴァル様、ナスカ様も既に国王の立場にあるお方。失礼な言動はお控えください」


「かてぇなあセイメンは。わかったよ」

「俺がジベルトのシヴァルだ。よろしくな、ナスカ王」


 シヴァルが、俺に向かって右手を差し出してきた。


「小さいのは自分でもわかってますよ。よろしくお願いします、シヴァル王」


 差し出された右手に向かって、俺も手を伸ばした。


『!!!』


バッ ババッ


 一瞬で空気がピリつく!

 シヴァルが撒き散らした《威圧・EX》に反応したロロとルルが、俺の影から飛び出してシヴァルを睨む。

 マリ姉とメソも既に魔力を高めていた。


「冗談はおやめください、シヴァル王」


 冷静に言い放つセイメンの言葉を受けて、シヴァルは《威圧・EX》を止めた。


「ははははっ、悪かったな、冗談だよ」

「おっかねぇ奴もいるみたいだしな」


 シヴァルがチラリとグライスを見た。

 グライスは箸も止めずに自分にも放たれた《威圧・EX》を受け流していた。


「それに・・・良い根性してるな」


 シヴァルは繋がれた自分の右手に視線を戻した。

 俺は手を止めず、そのままシヴァルの右手を掴んでいる。


 俺にはグライスのやった受け流すような真似は出来ない。《威圧・EX》を受けながらも握手を交わしたのだ。


「小さいって言って悪かったな。根性入ってる奴は、俺は好きだぜ」

「俺が嫌いなのは、やる気のない奴だからな」


「気にしてませんよ。改めてよろしくお願いします、シヴァル王」


「呼び捨てでいいぜ。俺もそうするからよ、ナスカ」


 そこからは普通に談笑となった。シヴァルは話してみるととても良い奴で、良い関係が作れそうだ。


 話しの流れでシヴァルが「お前の姉ちゃん良い女だな」と言った時には、グライスが強烈な殺気を放ったが、その時もまあ事なきを得た。


 さっきは軽く受け流しといて、グライスの奴もなにやってんだか。


 今回の遠征前から気合入りまくりだったロロは「絶えず影から護衛します」と言って頑なに俺の影に潜み続けていたのだが、出てきてしまったのでそのまま宴会に加わった。

 ロロに付き合わされていたルルはもちろん大喜びだった。



 その後の宴会は大変に盛り上がった。

 しかし、いつまでも終わる素ぶりの無い宴会に呆れた女性陣は、サッサと大浴場へと消えた。

 護衛があるからと断っていたロロと、俺のそはを離れようとしないルルも引きずるように連行された。


 その様子を目を尖らせて見ていたシヴァルが、俺に向かって言う。


「さてと。行くぞ、ナスカ」


「行くってどこへ?」


「そんなの決まってんだろ。ノゾキだよ、ノゾキ!」


 このままお約束まで突入してしまうと、メチャクチャ長くなりそうなので、区切らせてもらう事にしました。


 ごめんなさい。


 宴会ってリアルでもダラダラと長くなりますよね。

 って事でご勘弁下さいね。







 はははっ。割り込んでやったぜ!

 シヴァルだ。

 本編に登場してすぐに後書きにも登場だぜ。

 俺様は王様だ。

 王様の活躍は見たいだろ。

 ならば今すぐにポイント評価だ。

 ブクマでもいいぜ。

 そこんとこ頼むぜ、ホント。



 連載中[能力はチートだけど・・・]

 この小説とリンクする作品です。

 ↓

 https://ncode.syosetu.com/n8548fz/


 互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。

 こちらもよろしくお願いします。


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