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不幸続きで転生5回目、今回こそ生き延びてやる  作者: ubn
第2章 建国編[定例会議]
59/110

56・ちたまの歩き方

 第2章のラストエピソード。

 定例会議編スタートです。

 ラース王国首都、セントラルチェン市

人口は85万人。ラシリア大陸東南部の中央に位置する経済と学問の都市である。


 その都市の中心部、東側が経済行政特区。西側を学問特区。二つの特区に挟まれた中央に王城が聳え建つ。


 経済行政特区には市庁舎の他にも領事館や迎賓館、イスラン加盟国の大使館に加え、ラシリア大陸南部の国々の大使館や帝国の大使館まで建っている。

 各種宗教の教会や寺院もあり、民間でも巨大商会の本店が建ち並ぶ。

 商工会や貿易センター棟までも有する特区である。


 今回の定例会議も、この特区にあるラシリア大陸東南諸国連合本部棟で開かれるのだ。


 二つの特区だけでも街と言っていい規模だが、その特区をぐるりと囲む形で商業地域があり、更にその外側が市民の住居地域になっている。



 4台の公用馬車がセントラルチェン市北門より入って、商業地域北側の馬車停留所に止まった。

 獣の国と南ニスリーン連合公国の一団である。


 今回の派遣目的には定例会議出席以外に視察も含まれている為に大所帯になった。


 獣の国からは、会議に出席予定のナスカとグライス。

 視察兼護衛のマリ、メソ、ロロと、またしても付いてきたルル。

 イスラン加盟が認められた場合に、獣の国選出理事に就任する予定のキュービ兄と同じく大使に就任予定のキヒ姉である。


 南ニスリーン連合公国からは、会議出席予定のマルサン公王とドルベ公王。

 視察の名目で、元々東南諸国との繋がりが深いミィージョ公王。

 護衛として、トーヨウ、セイメン、ヌドゥリウル公国近衛隊のジフード隊長、ミィージョ公国第1騎士隊のイヘイ隊長。

 選出理事に就任予定であるミィージョ公国の子爵と、大使に就任する各公国の男爵が1名づつ。

 4年後にラース王立魔術学園に入学する予定だからと、理由をこじつけて付いてきたミドリである。


 馬車を降りた一行は商業地域を南に向かい、経済行政特区近くの割と大き目な旅館に入った。

 前世でいうところの和風旅館だ。


 出来たばかりで大使館も持たない両国は、この旅館を借り切って、5日後に控えた定例会議までの拠点にするのである。



「久しぶりだな、メソ、ナスカ、マリ」


「チグス兄ちゃんだ〜。わ〜、久しぶりだね〜」


「チグス兄さん、お世話になります」


「挨拶は後でいいさ。疲れただろ、先ずは部屋に・・・あっと」

「お疲れでしょうから先ずはお部屋で寛いで下さい。ナスカ王・じゃない。もとい、ナスカ様」


 テス叔父さんに注意されていたのだろうが、喋りづらそうだなあ、チグス兄さん。


「無理しないでいいよ、チグス兄さん」


「いや、僕もケジメは大事だと思う。その内に慣れると思うよ」


 そう言ってチグス兄さんは部屋に案内してくれた。



 クライムフォール商会は、ここセントラルチェン市の商業地域にも支店を出す計画を進めていた。

 その為、ミィージョ公国の支店に修行に出ていたチグス兄さんは、ここの立地を見聞に来ていたのだ。


 支店計画自体は、急遽決まった本店の移転の為に立ち消えとなったが、チグス兄さんはここに残ってこの宿の手配をしてくれた。

 この後も市の案内をしてもらう予定だ。



 俺達に今日の予定はもうない。


 各々が部屋で寛いだ後は、大広間に移動して全員が一緒に夕食を摂る。

 明日からの予定を確認する為でもあるが、まあ、初日ぐらいは好きに騒ごうや、という宴会だな。


「うわ〜、美味しそう」


 俺達が大広間に入ると、夕食は既に並べられていて、連合公国の面々も席についていた。

 宴会も和風スタイルだ。

 俺達も思い思いの席に座る。


 宴会のスタートと言えば乾杯だ。

 それはこの世界でも同じらしい。

 ドルベ公王がグラスを持って、乾杯の音頭をとる。


「明日からはそれぞれに忙しくなると思うが、今晩は大いに・・・」


「おーい、ミィージョはいるかー?」


 ドルベ公王の挨拶を遮る様に、一人の男が乱暴に戸襖を開けて入ってきた。

 2メートル近い長身の男だ。フード付きのマントを羽織い、フードを目深に被っている為、顔は見えない。


「おー、いたなミィージョ公爵。いや、今は公王か」

「着いたならすぐに連絡しろよ、水臭ぇなあ」


 随分と馴れ馴れしいが、そんなに親しい間柄なのかな?


 その態度とは裏腹に、声は透き通る様によく響く綺麗な声だ。


「相変わらずだな、お前も。もう夜なんだ。フードぐらい外せよ」


「おー、すまんすまん」


 ミィージョ公王に指摘されて、男は漸くフードを外した。


 若い!まだ10代じゃないのか?

 ミィージョ公王への態度から、もっと年配の男だと思っていた。

 白銀に輝く長い銀髪に整った顔立ち。グライスとタメを張る程のイケメンだ。

 そしてその口元からは小さな2本の牙が伺えた。


 この男、人間じゃないな!

 宿泊先を和風旅館としました。


 まあわかるとは思いますが、お約束展開に持っていく為っすね。


 しかし作者はそういう展開を書いた事がないっす。


 下地は整えちゃったけど、ちゃんと書けるかな。


 次回が心配っす。







 オーリンです。

 自分は防御特化ですので、派手な活躍は出来ないと思います。

 しかし自分は自分の役割に誇りを持っており、この新しいナスカ様の国をお守りしていくつもりです。

 そんな自分を応援してくれる方がいらしたら、ポイント評価はもちろんのこと、ブックマーク登録をお願いします。

 自分はポイント評価よりもブックマーク登録の方がより重要だと考えています。

 読み続けて頂ければ、ナスカ様の素晴らしさを必ずご理解頂けると確信しているからです。

 これからもナスカ様達と、地味では有りますが自分のことも応援して頂きたく思います。

 宜しくお願い致します。



 連載中[能力はチートだけど・・・]

 この小説とリンクする作品です。

 ↓

 https://ncode.syosetu.com/n8548fz/


 互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。

 こちらもよろしくお願いします。



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