49・メソVSシュバル
48話までの見直しが終わりました。
何度もチェックしてる筈なんだけど、誤字脱字って結構ありますね。多分まだ残ってるんだろうな。
☆
待ち伏せ作戦大成功!
ルルくんもアレくんもカッコよかったよ。
「あなた達は帝国の人間よね。帝国の目的は何?」
「私達に教えてくれないかしら」
刺客達はマリの質問に答えず、逆に質問で返す。
「ワシらの《隠密・EX》は完璧だったはずじゃ。重ねて《認識阻害》も発動していた。何故わかった」
「はじめからわかってれば、後から使ったスキルなんて関係ないでしょ」
「はじめにわかったのはね、強いて言えば勘かな」
メソの返事に刺客達は一瞬呆れた顔を見せた。
たが、直ぐに顔を引き締め、お互いに目配せを交わし左右に分かれて駆け出した。
マリとメソも左右に分かれてその後を追う。
ジトウの後をマリが、シュバルの後をメソがそれぞれに追いかける。
これにより、それぞれの闘いに突入する事になるのだ。
☆
「逃げるのはここまでなの?」
「じゃあ、マリちゃんの質問に答えてくれないと」
対峙するシュバルの手首にはルルが付けた傷は既になかった。
「逃げたのではない。貴様らを分断しただけだ」
「1対1の闘いであれば、我が貴様などに遅れをとるなどあり得ない」
「我?・・・」
「君なんかが、我って言うのやめて」
「何を言っておるのだ貴様は」
「いいからやめて」
「なら力尽くで黙らせるのだな」
「じゃあそうするよ」
「グラウンドランス!」
地面からいくつもの槍が生える、しかし既にそこにシュバルの姿はない。
次の瞬間にはシュバルはもう右手の鉄爪を振り下ろしていた。
ヒュン
メソはそれをギリギリで躱す。しかし次の瞬間にはもうシュバルの右の横蹴りがメソを襲っている。
ドッ
「きゃっ」
メソは躱せずに左腕をたたんてこれを受ける。
衝撃で後方に飛ばされたメソの後をシュバルが追う。
ドン
「グラウンドウォール!」
飛ばされたメソは後ろの建物の外壁にぶつかって止まる。
すかさず土の壁で前面を塞ぎシュバルの突進に備える。
シュバルは壁など関係ないかのように右側から現れて、左手の鉄爪を伸ばす。
「グラウンドランス!」
メソはその反対側に飛びながら、シュバルの進路上に土の槍を生やした。
シュバルは追撃を諦めて、ここで初めて距離を取った。
「どうした、そんなものか」
「我はまだまだ本気ではないぞ」
「だから我って言うのやめてってば」
メソが狐に姿を変えて、自分から飛び込む。
「狐のバケモノだったか」
メソの右前脚の爪がシュバルを襲う。
ヒュン
シュバルはそれを躱しざまに左手の鉄爪でメソの胴体を狙う。
ヒュッ
メソは難なく鉄爪を躱して、シュバルの首元を牙で狙う。
ザシュッ
シュバルは牙の攻撃を躱したが、同時に襲っていたメソの左前脚の爪を受けた。しかし浅い。
再びシュバルが距離を取り、二人の距離が開いた。
「ふん、少しは速くなったようだな」
メソの爪を受けた右脇腹の血が止まっていく。いや、服が破れているだけで、既に傷はなかった。
『へ〜、治癒魔法じゃないんだね』
「まあな。しかし貴様の魔法攻撃は減ったな」
「速さは増すが、魔法は苦手になるってとこか」
「中途半端だな、そんなもので我に勝てると思うのか?」
『また言ってる。我はダメって言ったでしよ』
メソが後ろ脚で立ち上がり、また人の形態に戻る。
しかし顔は狐のままで全身の体毛も生えている。
自慢の尻尾もそのままだ。
「今度は獣人化か。益々バケモノだな」
今度はシュバルが先に仕掛けた。
真っ直ぐにメソへと迫る。
「グラウンドウォール!」
メソがシュバルの進路を壁で塞ぐ。
次の瞬間、メソが壁の上から襲いかかる。
「目くらましか!」
ザシュン
「きゃんっ」
メソは右手の爪を振り下ろして襲いかかったが、逆に鉄爪の反撃をお腹に受けてしまった。
続けざまにシュバルの左手の鉄爪が襲う。
ガシッ
メソが右手の爪で受け止めたが、シュバルはそのまま右手の鉄爪を振り下ろす。
ガシッ
それもメソは左手の爪で受けて、力比べの体制になった。
「このぉ〜」
その体制のまま、メソは正面から右足を蹴り上げる。
ドヒュッ
シュバルがバックステップして蹴りを躱す。
「グラウンドウォール!」
メソがシュバルとの間を土の壁で塞ぐ。
今度はシュバルが壁を回り込んだ。
「なんだ?血か?」
そこでシュバルが目を見開いた。
回り込んだ壁の裏には血のような水溜まりがあるが、メソの姿はない。
確かにメソは傷を負ったが、ここまで出血する程の深い傷ではないはずだ。
それに、血の水溜まりにしては色が薄い。
どちらかと言えば赤よりもピンク色だ。
『これは何だ?奴は何処だ?』
ここで初めてシュバルの動きが止まった。
ズボオンッ!
「ぐはああっ」
水溜まりから真っ白な狐の腕が生えて、シュバルの腹を貫いた。
『グラウンドランス!』
シュバルの周りの地面から、10本の槍が生え、シュバルの身体を一斉に貫いた。
「げふぅ」
「バ・・・バカな!」
狐の腕は水溜まりに戻り、ピンク色の水が、一つの形に集まっていく。
ポヨン
集まった水はスライムの形になった。
ピンク色のスライムに。
「ス・・・スライムだと!」
「わ・・・我がスライム・・・なんぞに!」
『だから我って言ったらダメなんだよ』
『我って言うのはね、もっともっと強い人のものなんだよ』
メソちゃん完勝!
メソの姿を変えながらの戦闘は、一度はやってみたかった。
書いてて面白かったけど、やっぱり疲れた。
まあ、戦闘描写は基本的に楽しくて疲れますね。
☆
タツキなのだ
前話の後書きをポンキチとルルに乗っ取られたのだ。
だけど我は寛大だから、許してやるのだ。
ポイント評価をするのだ。
我は強いから、活躍するのは当たり前なのだ。
だから期待などしなくてよいぞ。
我の活躍を賞賛する為のポイント評価をするのだ。
よろしく頼むのだぞ!
新連載[能力はチートだけど・・・]
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互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。
こちらもよろしくお願いします。




