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不幸続きで転生5回目、今回こそ生き延びてやる  作者: ubn
第2章 建国編[元ドルベ侯爵領奪還戦]
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48・モフモフの煌めき

節分〜それは〜君が〜見た光〜


僕が〜見〜た〜希望〜


節分〜それは〜ふれあいの〜心〜


幸せの〜青い〜雲〜


節分〜



2月3日投稿!

「ナスカ殿、魔物の群れが現れました」

「至急会議室までお越しください」


「わかりました」


 朝、といっても外はまだ薄暗いが、起きて、洗面所で顔を洗っていると、事務官から呼び出しを受けた。


 メソの予感が当たってたな。


 大急ぎで身なりを整えて会議室に入った。

 マルサン、ミイージョ両元公爵は既に着席している。


 俺の後からタツキ、続いてメソもルルを抱えて入ってきた。


「メソ、ポンキチは?」


「まだ寝てる」

「昨日、遅かったみたい」


 案の定、夜更かししやがったな、あいつは。


「フォスとフィスの街の中間に魔物の群れが現れた。数は1400」

「その後、魔物は700づつ二手に分かれた、というところで通信が切れた」


「分かれた?」


「そうだ、分かれたのだ。双方をバジリスクが率いてこちらの陣に向かっている。到着は90分後と見ている」


「バジリスクが2体か」


『どう思う?先生』


『魔道具を二つ投入したのでしょう。双方のバジリスクに一つづつ埋め込んで』


『マリ姉にも連絡して警戒するように言ってくれ』


『既に試しましたが、繋がりません』


『繋がらない?ここはまだ距離があるのに』


『魔道具二つ分の効果だと思います』



「魔物の種類はわかりますか?」


「細かくはわからんが、ワイバーン、ガーゴイル、クァカリ・アスプ、コカトリスが確認された」


「知恵なき魔物ばかりですね」


『向こうも学習したという事でしょう。ファスルトでの知恵ある魔物は今は逆に、こちらの戦力になっていますから』


『魔道具一つに対しての、魔物の数が前より少ないけど』


『前回、マスター達に1200体も潰されてますから』

『帝国の援助を受けていたとしても、戦闘力の高い知恵なき魔物ばかりを1400体も良く集めたと逆に思います』


『だな』



「俺達は今すぐ出ます。俺達が魔物の群れを壊滅して、街への突入を果たしたら、両元公爵にも出陣をお願いします」


「わかっている。気をつけろよ」


「今回は時間的にも余裕を持って対処出来ます。任せてください」

「ミイージョ元公爵、ルルとポンキチの事も頼みます」


「ああ。責任持って預かるよ」

「心置きなく戦ってくれ」




「我は先に行くぞ。腕がなるのだ」


 サーズの街を出て、暫く走ったところでタツキが痺れを切らせた。


「わかった。調子に乗って突出し過ぎるなよ」


「誰に言っておるのだ、お前は!」

「まあ良いわ、お先になのだ」


 タツキは捨て台詞を残して、すっ飛んで行ってしまった。

 まだ竜形態になってないのに、この速さかよ。



 メソが若干遅れている。

 狐形態のメソは俺より速いはずなんだけど。


「どうしたメソ、遅れてるぞ」


「・・・少し寝不足」


 やっぱりか、俺も同じ部屋に寝れば良かったかな。


「俺は指揮があるから、先に行ってるよ」


「わかった・・よ、すぐ行く」


 どんだけ昨夜は遊んでたんだ。大丈夫かな?





「ハンドレッドホール!」


 多数の拳大の亜空間の穴が、襲い来る魔物達の前面に広がる。

 魔物のその穴に触れた部分が、亜空間に吸い込まれて消し飛ぶ。

 致命傷は与えられないが、足止めには有効な魔法だ。


「じゃあジャルメ隊長、手配通りに」

「了解した」



「メソ様が到着しました」


 思ったよりも遅かったな。


 俺の隣に立ったメソはバジリスクの姿を見つけ、ぶるっと体を震わせた。


 本調子ではなかったとしても、前回苦戦した相手だ。

 怖さがあるのかもしれない。


「バジリスクの相手は俺がするよ」


「メソはヴァルグと周りの魔物を片付けてくれ」


「わかったっす」


「・・・っす?」



「・・・・・・」



 慌てて前脚で口を塞ぐ白い狐。


「っす?」


「わかった・・・よ」


 俺は右手で白狐の首根っこを捕まえた。


「おい」


「な・なに・・・ナスカ・くん?」


 右手に力を込めてもう一度訪ねる。


「おい」



ポンッ



 真っ白だった狐が茶色い小さな狸に変わる。


「お前、何やってんだ!ポンキチ!」


「違うんす先輩。重要な作戦なんすよ」


『おい!ナビ!』


『・・・・・・』


『シカトしてんじゃねぇ』


『マスター、作戦中です。バジリスクに集中して下さい』


 ヌケヌケとこの野郎!


 ナビが入れ替わりに気づかない筈がない。

 思えば色々とおかしな点がたくさんあるな。


「あ〜もう、後でちゃんと説明してもらうぞ!」


「もちろんっす、先輩」


『了解です、マスター』


「ポンキチ!お前はジャルメ隊長と援護だ!」

「余計な事したら、ぶん殴るからな!」


「はいっす」


「ヴァルグ、周りの魔物を頼む。バジリスク倒したら俺も合流する」


「サー、イエッサー」


「行くぞお!」


「「「おおー」」」







『右がミイージョで左がマルサンじゃ』

『ミイージョはワシがやる。ヌシは左のマルサンを頼む』


『了解した』


『所詮はこの二人じゃ、此奴らさえ暗殺してしまえば此処の戦場はどうにでもなる』


『その後は獣の村だな。我等が育て上げた精鋭の特殊部隊10人が全滅したんだ』

『我等で落とし前をつけねばなるまい』


『おう。未だ未熟だったとはいえ手塩に掛けて育てた兵だ』

『敵くらいは取らせて貰おう』


『『では』』


 帝国の誇る特殊強襲部隊。

 その首席訓練官のジトウと次席訓練官のシュバル。


 二人は同時に使用中のスキル《隠密》を《隠密・EX》に切り替えた。

 それと同時に《認識阻害》も発動する。


 音も無く両元公爵に忍びよる二人。


 ジトウは短刀を構え、シュバルは鉄爪を装着する。


 そして一斉に襲いかかった。


ヒュン、キン、ピシュン


 突然、マルサンの体は何かに引っ張られる様に後ろに倒れ、ジトウの短刀は空を切った。


 突然、ミイージョの影から小さな何かが飛び出してシュバルの鉄爪を小さな刃で弾き、返す刀でその手首を切った。


 マルサンを引っ張ったのは、彼の影に擬態していたアレティーであり、ミイージョの影から飛び出したのは、影移動で影の中に潜んでいたルルである。


「ウォーターショット!」

「ストーンショット!」


 水と石の塊がジトウ、シュバルのそれぞれの体を捉えて、両名は外壁を突き破り、外へと弾き出された。


 ジトウとシュバルは素早く体制を立て直して、自分達が弾き出された外壁の穴を睨む。


 その穴からゆっくりと二人の美少女が現れた。


 マリとメソ。


 二人はゆっくりと近づいて、片膝をつく二人の刺客を見下ろした。




 前回の後書きに書いた次回予告。


 あれって実は本当だったのですよ


 嘘予告だと思ったでしょ。


 へへへ








 ポンキチっす

 ルルだよ

 今回の後書きはタツキの姉貴の番だったっす。

 だけどモフモフの煌めきって事であっし達がやるっす。

 タツ姉ちゃん飛んでっちゃったしね。

 あっし達の活躍はどうだったっすか?

 あっし達じゃないよ〜。僕の活躍だよ〜。

 ポン兄ちゃんはメソ姉ちゃんに化けてただけでしょ。

 ナス兄ちゃんにバレちゃったし。

 てやんでえ。あっしは前回もミドリの姉貴とラスリルを守ってるっすから、今回はルルに譲ったんすよ。

 ふ〜ん。

 とにかく、あっし達の活躍をもっと見たいって人は、ポイント評価して欲しいっす。

 待ってるっすよ。

 僕も待ってるよ〜。




 新連載[能力はチートだけど・・・]

 この小説とリンクする作品です。

 ↓

 https://ncode.syosetu.com/n8548fz/


 互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。

 こちらもよろしくお願いします。

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