46・整理してみましょう。
本日からは通常営業。
新連載の方もよろしくお願いします。2時までには投稿出来ると思います
獣の村のみんなは回復した。
ファスルトの復興も順調に進んでる。
そろそろ動き出さないとな。
開戦から1ヶ月ちょいか、コカトリス熱で伏せっていた魔獣たちも回復した。
『ナビ先生、ファスルトの様子は?』
『小競り合い程度でかわりありません。マスターの築いた砦が有効に働いています』
俺が築いたわけじゃないけど、役に立ってるなら何よりだな。
『帝国の動きは?』
『あれ以来ないです。手を引いたとは思えませんが、マスターに直接仕掛けるのは危険と判断したのだと思います』
『他の戦局にも関与の形跡はありません。完全に様子見状態です』
俺達で戦局を動かした方が、炙り出せるかもな。
しかし・・・・・・。
「人化出来ないルルくんには無理でやんす」
「あっしが運ぶでやんす」
「僕にだって運べるもん。咥えるの得意だもん」
なんとも・・・・・・。
「タマモママさんくすぐったいです」
「暴れちゃ駄目よ、ラスリル」
「キチンと毛繕いしないと、綺麗な毛並みが台無しよ」
騒々しいなあ。
人化して片手で器用に毛繕いする母さんと、それをくすぐったいと嫌がるラスリル。
母さんに夕食の食材を頼まれて、食材を詰めたリュックを人化して背負って帰ってきたポンキチと、自分で運びたがってリュックを咥えて引っ張るルル。
考え事するには騒がしい家になっちまったな。
「で、お前たちいつ帰るんだよ、ポンキチ、ラスリル」
「マリお姉ちゃんが居ていいって言ったよ」
「でやんす」
「またマリ姉か!」
ファスルトからこいつら連れて来ちゃたのもマリ姉だしな。
「母さんも大怪我だったんだから、無理しないでよ」
「無理なんてしてません。ラスリルちゃんもポンキチくんも可愛いから構いたくなるのよ」
「僕は、タマ母さん?」
「もちろんルルも可愛いわよ」
母さんもかよ!
「ポンキチも大怪我だったろ」
「あっしもピンピンしてるでやんす」
「いつでも先輩のお供が出来るでやんす」
「いや、お供はいらないから」
「がーんでやんす」
人化状態の母さんは高齢のはずなのに、どう見ても30代前半にしか見えない。
お色気ムンムンの真っ白美人さんだ。
ポンキチは人化しても小さい。8歳児くらいかな。
ポンキチの実年齢は1歳ちょいだけど、人より成長が早いせいなのかもしれない。
ポンキチは小型の霊獣だから、成長してから人化しても小さいままかもしれない。
小さいまま老けていくのか?
人化というよりホビット化になっちゃうな、それ。
まあ、モフモフーズは母さんに任せて、今後の動きを考えよう。
『戦闘が激化しそうなのは、やっぱり元ドルベ侯爵領?』
『ご明察です。マスター』
『現在は小康状態ですが、小競り合いが一番多いのも元ドルベ侯爵領です』
『現在の戦況はどうなってるの?』
『マルサン元公爵領の軍が第1騎士隊にグタ元伯爵、バグーン元伯爵の軍を加えた1万。それにミイージョ元公爵の援軍1万5000』
『合わせて2万5000です。援軍はミイージョ元公爵自ら率いています』
『ヌドゥリウル元侯爵領の軍が、ヌドゥリウル元侯爵率いる守備隊7000。ドルベ元侯爵率いる攻撃隊が2000です』
『ドルベ元侯爵領をマルサン元公爵領の軍とドルベ元侯爵の攻撃隊とで挟み撃ちにしている形で、南部軍が優勢です』
『しかしヌドゥリウル元侯爵領の守備隊は劣勢に陥っています』
『ズハ王率いる北部軍がヌドゥリウル元侯爵領を陥す前に、ドルベ元侯爵領を南部軍が攻略出来るかに掛かってます』
『大体予想通りだな』
『だけどヌドゥリウル元侯爵領の現状まで、良くわかったね。さすがナビ先生』
『現在、アレティーにはヌドゥリウル元侯爵領に行ってもらってますから』
『はあ? マジで?』
『マジです』
『敵陣を突破させたの?』
『アレティーなら、その程度の隠密行動は楽勝です』
楽勝って、無茶な事させるなあ、この人。
『テコ入れするならやっぱりここか!』
『そう思います』
ヌドゥリウル元侯爵が、苦戦してるなら急いだ方が良いな。
コンコン
「ナスカっち居る?お裾分け持って来たんだけど」
ドアを叩く音と一緒に、その姿に似合わない高い声が聞こえてきた。
俺は立ち上がり、出入り口のドアを開ける。
「わざわざ悪いな、モセカルベ」
「お袋さんはどうだ?」
「もう元気過ぎてうるさいぐらいだよ」
魔獣ラウスベアーのモセカルベ。
熊のお袋さんことウトロの息子だ。
俺とは幼馴染みたいなものだ。
初めてあった時には小さくて可愛い子熊だったが、今はもう3メートルを超える大熊である。
怒ると5メートルくらいになっちゃうし、もう可愛いかった頃の面影はないな。
ラウスベアーは怒ると巨大化する種族だ。
普段でも《巨大化》スキルで大きくなれるが、怒ると制御が効かないらしい。
因みにお袋さんは巨大化すると6メートルになる。
モセカルベもコカトリス熱にやられていたけど、もうすっかり元気なようだな。
「ありがとうね、モセカルベ」
「ウトロにもよろしく伝えてね」
「わかったよ、タマモおばさん」
「おばさん!!」
母さんから殺気が!
「ごめんなさい、タマモ、さん」
モセカルベはスゴスゴと帰って行った。
すまん、モセカルベ。お前は悪くない。
とにかくまあ今後の方針は決まった。
後は準備をして、行動に移すだけだ。
『ナビ先生。キララとヴァルグに準備するように伝えてくれ』
『了解です。マスター』
さてと、反撃開始だ!
反抗作戦の攻撃目標が決まりました。
ナスカ達が初めて自分達から戦闘に参加します。
応援してあげてください。
新連載[能力はチートだけど・・・]
この小説とリンクする作品です。
↓
https://ncode.syosetu.com/n8548fz/
互いに独立した自己完結する作品に仕上げる予定です。
こちらもよろしくお願いします。
☆
メソだよ。
今回はメソの出番はなかったけど、メソの活躍が見たいっていう人は、ポイント評価してね。
メソもポイント評価して貰えるように頑張るからね。
約束だよ。
絶対だからね!




