ジェイク
ジェイク・ホワイト
彼についての紹介になります
日本と異なり新学期は9月スタートなので、9月生まれのエミリーと4月生まれのジェイクは同じ学年です。
【よくある質問】
半年違いで生まれたのになぜ誕生日は7ヶ月違うの?
エミリーを見つけたのは10月末。子育て経験のある両親は成長具合から8月中旬〜9月上旬に生まれたと判断したため、彼女の誕生日を9月3日にしました。だから生まれたのは半年後で、誕生日は7ヶ月違いとなります。
ホワイト家の三男、ジェイク
彼はエミリーと双子同然に育てられた。2歳までは成長に差があるため双子…と説明するにも無理があったが、3歳を過ぎる頃には違和感なく周りから受け止められた。
遊ぶ時も、勉強する時も、眠る時も…いつも2人一緒に過ごしてきた。年の離れた兄2人より、さらに両親よりも長い時間一緒にいる。
「お前ら…本当に双子か?」
しかし14歳を迎えた頃、学友たちから同じような質問を何度も投げかけられる。この質問に対してエミリーはニコニコしながら「双子よ」と軽くあしらうが、ジェイクは違う。言ってくる奴に対して無言で圧をかける。
それはジェイクの複雑な心情を隠す為でもあった。
両親から守るよう言われていることがある。
【エミリーの本当の誕生日を他人に言っては駄目】
【誕生日を聞かれたらジェイクと同じ4月8日と答えること】
小さい時は何も違和感なく、両親の言いつけを素直に守っていた。
しかし、青年になるにつれて思いが変わってきた。
『なぜ誕生日を隠さないといけないのか?』
聞きたくても、聞いてしまったら何かが変わるかもしれない。
『もしかしから…俺たちは双子では…』
そんな疑問や不安を彼自身にも持っているため、気軽に聞いてくる周りの奴らが鬱陶しくて仕方がない。反抗期と重なりもあるが…この感情はそれだけではないようだ。
「ジェイク…顔が恐ろしいことになっているわよ」
エミリーは下からジェイクの顔を覗き込んだ。
「私は何も気にしていないから…あなたも気にしては駄目よ?」
気にしては駄目と言いつつも、俯きながら少し寂しそうな表情をしたのはエミリーにも何かを感じているからかもしれない。
【俺たちは姉弟だ】
皆に言い聞かせるしか手段がない。
ホワイト家ジェイク迄のストーリーまでしかアップしていませんが、1日で50人以上の方々がご覧いただいているなんて…
本当に嬉しい限りでございます。
でも皆様?まだ両親と三男しか出ていませんからね!