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僕は殺し屋に向いてない  作者: 土竜道化
5/7

1話-④

無人駅、切符の買い方すら人に聞かなければ分からないような駅なのに、聞くような人もいないのでお手上げである。電車が来るのかも疑問である。

そんなある種不気味とも言える場所に、より一層不気味さを加えているのは、錆びたコインロッカーが十数台も並んでいるからかもしれない。

そのコインロッカーの一つを前に、女性が佇む。

ビールが効いているのか、美しい笑顔が少しばかり不気味である。

鍵を差し込む、鈍い音を立てて、開いた。

ざらざらと、まだらに茶色い取っ手を掴み、引く。

中には、可愛らしいテディベアが悲し気な表情で座っていた。

「会いたかったわ」

殺し屋のメールアドレス。それとは別に、こんな都市伝説をご存じだろうか。

そのテディベアを抱いた者は、一番憎む人物をこの世から消し去れる。

そんな、他愛もない噂である。

そう、他愛もない、ただの噂である。

「会いたかったわ。死神テディベア」

テディベアを優しく抱え上げ、そっと抱く。

ちなみに前述の都市伝説には、少し訂正が必要である。

テディベアの首に巻いてあるスカーフの首根っこに、小さなメモが挟んである。

そのことは、正面から優しく彼を抱かなければ、気がつくことは不可能である。

メモの中には、一見、意味のなさげな数列が並んでいる。

その数列に規則を見出だし、正しく理解した時、その者は、一番憎い人物を殺すことが出来る。


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