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遊園地 上。

『ぉはよ、祥子さん。』


『ぅ、ぅん。あれ、シュン君、ゆぅはまだ来てないの?』


『優さん、急用が出来て来れないって言ってたょ。』


ふふふ、可哀想なゆぅ。シュン君争奪戦から早くもリタイアしちゃうなんて。



ぇ、てことは、二人きり?

それって、デートみたいなもんだょね?急に恥ずかしくなってきちゃった。


でもでも…ぇへへー。もじもじ…くねくね。


二人きりなら、いきなり告白なんてことも。


ぇ、普通に考えたらそんなことはないって?ゎかんないじゃんかー。

だって、普通じゃなぃんだもん。


『祥子さん、好きです。付き合ってくれませんか?』


きゃーーーー。

そんなこと言われたら嬉しくて気絶しちゃうょ。



遊園地に着きました。ぇ、遊園地まで行く間はどうしたって?


電車で行きました。会話という会話はなし。


だって、シュン君と二人きりだと思うと顔もまともに見れないんだもん。

ゎたしってこんなにシャイだったんですね。


ぇ、ゎたしが妄想に耽ってたんじゃないかって?

ぅッ、うるさーぃ。



『祥子さん、マップ貰ってきたんですけど、どれか乗りたいアトラクションありますか?』


シュン君と一緒にメリーゴーランドに乗りたい。


なんて言う勇気ありません。


『ぁの、シュン君に任せます。』

『ぅーん絶叫系ダメなんだょね?じゃあ、コーヒーカップでいぃかな?』


シュン君が優しいょー。

でもね、ゎたしコーヒーカップもダメなんです。

乗った後には目が回ってしまって、フラフラ千鳥足。


千鳥足はチドリって鳥が餌を捕るときの足の様子らしぃです。


ゎたしの千鳥足じゃあシュン君のハートを捕れませんね。


でもでも、シュン君と一緒なら頑張れる気がするょ。


『ぅん。大丈夫だから、コーヒーカップ乗りに行こ。』

大丈夫だって分かってシュン君はホッとしたみたい。

ほんとはちっとも大丈夫じゃないんだけどね。



『まもなく、動き始めます。カップが止まっても、指示があるまで立ち上がらないようにお願い致します。』


ぅー、なんでもいぃから早く終わってー。きゃ、動いたー。コーヒーカップで叫んでたら変だょね?


そうだ。そもそも、カップは回すもんじゃないだろ。


遊園地に置かないで家で紅茶でも入れられてろ。

ぁッ、コーヒーか。


でも今は止めてね。ゎたし達、茹であがっちゃうから。

ぃやー。回んないでー。酔っちゃうょー。


『祥子さん、もしかして苦手だったの?ちゃんと言ってくれないとダメだよ。』


ゎたし、恐怖のぁまりいつの間にかうつむいてしまっていたようです。


シュン君に心配かけるなんてゎたしのバカ。


せっかくのデート(?)なのに叱られちゃった。だいぶへこむな、これ。


やっぱり怒ってるよね?

だって、乗るものゎたしに合わせてくれたのにゎたしが楽しんでないんだもんね。


『ゴメンなさぃ。』

もぅゎたし泣きそうだょ。


『祥子さん、とりあえず落ち着いて。コーヒーカップに乗ってる時の遠心力を考えてみて?』




は?シュン君何言ってるの?

ゎたしの頭の中はハテナでいっぱい。


『カップの円運動は半径小さいし、角速度だってそんなじゃないんだから平気だょ。』


は??シュン君、結局何がなんだかゎかんないよ。まず、シュン君が落ち着いて?


『カップからお降り下さい。ご乗車ありがとうございました。』

ぁ、終わってるし。


次週、未定。


嘘です、まだ遊園地で遊びます。


ちなみに、遠心力は質量と半径に比例して、ぁと角速度の2乗にも比例するってシュン君が後で教えてくれました。


でもね、まず、角速度を教えてょ、シュン君。

上中下の三部を予定しております。引き続きょろしくお願い致します。

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