シュン君と一緒。
『シュンー、今週の日曜ひまー?』
な、ゆぅ、シュン君のこと誘うの?
そういえば、ゆぅはシュン君のことどう想ってるのかな?
ただの友達?
もしかしてライバルなの?
ぁの後、シュン君と一緒に登校することになった経緯を聞いたら、
『教えられないょー。ゎたしの秘密計画が上手くいったら教えてあげるけど。』だって。
だけど、親友のゆぅにもシュン君は譲れないんだから。
『ぅん、たぶんひまだょ。』
『遊園地の券があまってるんだけど、一緒に行かないー?』
『……ぇっと、祥子さんは?』
ぇ、シュン君はゎたしのこと気遣ってくれたの?
なんか嬉しくて胸がキュンとしちゃいます。
勘違いとか言うなー。恋する女の子には何でも蟻なんです。きもッ。違うから。
まぁ、いっか。
キノコを育てる蟻っていますょね?
ゎたしはシュン君との間に愛を育ててみせます。
もちろん、少し不安です。
少し?本当は少しじゃないんでしょうね。
なんたって、ハッピーエンドが約束されてない物語を読む様なものなんですから。
『しょこは忙しいから行けな…』ぇ、そんなの嫌。シュン君と一緒がいぃの。もぅシュン君にぞっこんだな、ゎたし。
『いく、死んでもいくょ。忙しくなんかなぃもん。ゆぅ、勝手なことばっか言うなー。』
この時、ゆぅは満足そうな顔をしてました。
ゎたしがその本当の意味を知ったのは随分後のことになりますが、それはまた後ほどに。
『ぁれー、しょこは絶叫系乗れないから遊園地は嫌いなんじゃなぃのー?』
『ぅ、そんなことないもん。平気だもん。』
ぅん、もちろん平気じゃないさ。乗れるのはメリーゴーランドと観覧車くらいなものです。
でもね、行かなきゃきっと後悔すると思うの。
『じゃー、決まりだねー。ゎたしとしょことシュンの三人で日曜は遊園地行こうねー。』
次週、遊園地でバトル。
するのかな?手加減しないんだから。
お読み頂きありがとうございました。まだまだ未熟な点だらけではございますが、これからもよろしくお願い致します。