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隣のゆうちゃん。

今更ながらゎたし、朝からなんか嫌な予感はしてたんです。


学校来るのに自転車見たらパンクしてるし、足が筋肉痛だし、なんか何時もよりウエスト太いし…ぇっ、関係なぃって?



結局、決められていたかの様にゎたしの隣はゆうでした。事実は小説より奇なりなんてね。

気持ちは分かりますが、ツッコまないでくださぃ。


ゆうの事は嫌いじゃないんですょ。ただ、ゎたしの妄想を妨げないでほしぃんです。妄想大好き人間だなゎたし。そこ、腐ってるとか言うなー。


そうそう海坊主の話の続きですよね?ぁれは霧のふかぃ日で…なに?話進めるの?ふぅ。


『…しょこー?また妄想してんの?』

『してなぃ。ゎたしが学校で何時でも妄想に耽ってると思ったら大間違い。』

『ぇー、でも1年の時、妄想しててよだふぇふぁは(れとか)』

必殺口塞ぎ。必殺っていっても殺すわけじゃなぃよ。なら必殺じゃないね。なんていぅんだろ、特技かな?


『ぁなたの特技はなんですか?』『口塞ぎです。』『ではぁなたの趣味は?』『妄想です。』

面接ならまず通らんな。


『て、なんで違うクラスだったゆうが知ってるのょ。そもそも、一番後ろの席で…』

そうだ、ゆぅが知ってるはずがなぃ。

ぃや、妄想中は伏せてるから他人には涎なんかわからないはず。しまった。ハッタリ。フェイク。釣り。

『ふーん、しょーこはそんな可愛い顔して妄想しながら涎を垂らす変たぁいふぁん…(いさん)』


必殺口塞ぎ。技のタイミングを掴むまで3年くらい掛ったんだから、使わないと損だょね。


『誰にも言っちゃダメだょ?言ったらゆぅの秘密もバラしちゃうんだからー。』

『ふふッ、わかってるょ。しょーこ、もう帰ろー?』

ぁれ、いつの間にかホームルーム終ってるし。



「チリンチリン」

『やっぱり桜っていいものだねー。』

『ぁのひらひら落ちる花びらがなんとも言えなぃょねー。』

『もぅ、散ってるやん。』

『ぁ、ひらひらで思い出したんだけど蝶々さんは足で味を知るらしいょー。』

『へぇー。でも、足湯の時どうするんだろーね。』

『いや、足湯入らんだろ。』


湯?…ひらひら…ぇへッ…もじもじ…へへー…ポッ。

『ぉーい、しょこ帰ってこーい。』


次週、しょうこさんたくさんの人から告白されてモテモテの巻。ぇ、違うの?

じゃあ、海坊主を…ダメ?

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