ゆきちゃん。
ぁの、ゎたしの話聞いてくれますか?
ぅちの親はいつもイチャイチャしてるんですょ。
子どもの前でも関係ないみたぃ。
新婚じゃあるまいし。
それに未だにぉ母さんとぉ父さんは名前で呼びあってます。
『シュンくん、ぁーんして?』
『あーん。』
「もぐもぐ」
『どぅ、美味しいかしら?』
『うん、祥子さんの料理は何でも美味しいょ。』
『ぇへー。シュン君のために愛情込めて作ったものー。』
はぁ。手を離しなって。
なんでもウチの親はお母さんの寝言で付き合い始めたとか。
『大好きだょ、シュン君。』だって。
お父さん、もぅ少しちゃんと選ぼうょ。
そもそもなんで一緒に寝てたの?
「ピンポーン」
『はーぃ。』
『ぉじゃましまーす。』
来たのはおじさんとおばさんでした。
ぉじさんは生物学者をやってるんだって。
よく海外のお土産を買ってきてくれます。化石とか標本とか。
ぅーん、他になんか無いのかな?
『ぁれ、ゆきちゃんまた大きくなった?』
ぁ、ゆきってゎたしのことです。
ぇ、ぉばさんには3日前に会ったじゃん。
『ぁのー、3日まぇに……』
『それより、ゆぅ。』
『はぃ何でしょう、ぉ兄様。』
ゎたしは無視ー?
もぅ慣れましたが。
だから、ゆぅおばさんも手を離しなさぃって。
『兄貴、今日はどうしたんだぃ?』
『あれだ。あのー。そう。あれあれ。』
ぉじさん、それじゃわかんなぃよ。
『ぁれはそこだょ、兄貴。ちゃんとぁれしといたから。』
ぉ父さん、なんでゎかるの?
さすが兄弟。
『ところでーゆきちゃんは好きな人ぃるの?』
ゆぅぉばさんはラジオのパーソナリティをやってて、恋愛アドバイザー(自称)なんだって。
それでよく恋愛のアドバイスをくれるんですね。
『ぃや、いないです。』
でもこの間、隣に引っ越してきた子はかなり好みでした。
一目惚れかな?
『そんなゆきちゃんに、恋愛の極意パート26。だっけ?』
『ぃや、28です。』
『じゃ、28。これでラストだょ。』
しかもラストなんだ。
28で終わりって中途半端だょ。
恋愛の極意パート28『恋は気まぐれ。恋せょ乙女。』
ゆぅぉばさんもたまには、まともなことを言うんだね。
ぇ、それは言い過ぎじゃないのかって?
恋愛の極意パート12『恋と鯉は別物。』
恋愛の極意パート17『変と愛を間違うな。』だょ?
でもね、こんなラブラブな両親でもケンカするょりはいぃよ。
ゎたしもいぃ男の子探してイチャイチャしてみせるんだから。
ゆきは、今幸せです。
以上で終わりです。最後までぉ読み頂きありがとうございました。短編にて『ねぎねぎ戦隊カモンジャー〜第25話〜』などを予定しております。見付けたら読んであげてくださいね〜。