怪人 食洗鬼。
ゎたしは『オム』を、シュン君は『ライス』を担当しました。
シュン君のフライパンさばきにはびっくり。
ゎたし邪魔になってるかな?
『すごぃねー。シュン君って家でいつも料理するん?』
『あ、家の両親さ、仕事でほとんど家にいないから。それに兄貴あんなんだし。』
それって、ゎたしと一緒じゃんかー。
これって運命?
ぅんぅん、ディスティニーだな。
『ぅちの両親も、仕事でほとんどいないんだょー。せめて片親だけでも残れってのね。』
『それいえてるよね。でも祥子さんこそ本当に料理できるんだね。びっくりしちゃった。』
『ぇー。疑ってたの?シュン君ひどぃなぁ。』
まぁ、練習しましたからね。
『ふふッ。ごめん、ごめん。』
そぅこぅして最後の仕上げのケチャップです。
でも、ケチャップはシュン君がくちゃくちゃっとやっちゃいました。
『ハートを描いてついにシュン君に告白?そして、二人はずっとラブラブです』大作戦は失敗。
まぁ、そんなに上手くいくもんじゃないですょね。
『完成。じゃ僕の部屋で食べよっか。居間だと兄貴がうるさいから。』
『ぅん。』
シュン君の部屋ってどんなだろ?
男の子の部屋なんてはじめて。ヮクヮクドキドキ。
「ガチャン」
なに、これ?
すっごく厚い本がたくさんぁるんですけどー。
なんかの専門書かな?
『あ、本は気にしないで。兄貴のやつだから。はやく食べよ?』
ぉ兄さんのですかー。どぅせ、カもノーはーシ(?)のなんだろぅね。
『ぅん。いただきまーす。』
「もぐもぐ」
どうやらゎたしの隠し味は『シュン君』だったょうです。
『ごちそぅさまでした。シュン君、美味しかったね?』
『うん。美味しかった。あのさ、また後で家に来てくれる?見せたいものがあるんだけど。』
『今日はダメなんだ?別にぃいけど。』
『準備があるからね。でも、きっと気に入ってもらえると思うよ。』
ゎたしが気に入りそうなもの?
ぅーん、ゎからない。まぁ、いっか。
『そっか。じゃ、ゎたし食器片付けるょ?』
几帳面さをアピール。
そんな自分に言ってあげたい。
『ぉ主も悪ょのー。』って。
『あ、食洗機あるから大丈夫だよ。ありがとね。』
『ぁ、そぅなんだ?』
食洗機のバカーーーー。
いぃ感じのムードになれるはずだったのにー。
居間には、もぅぉ兄さんはいませんでした。
何でも学会に行ったとか。
『家まで送ってこうか?』
『ぃや、ぃいよ。ばぃばぃ。』
本当は来てほしぃに決まってます。
でもシュン君に迷惑かかるの嫌だから。
『うん。また明日。』
次週、カモンジャーに友情出演。
しなぃから。