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ゲーセンで時間を潰そう!!

俺は今、ゲーセンでシューティングゲームに没頭している。ブレザー姿でな。

「ああっ、クソックソックソッ!!」

そう呟きながら敵に銃弾を撃ち込んでいく。

しかしダメージを受けまくり、そのままゲームオーバーになってしまった。

家から出て来て30分、ずっとこのゲーセンでゲームを続けている。

時々声を掛けて来るチャラチャラした男たちがいたが、全員この店の裏で叩きのめした。

そうこうしている内に財布の中をすっからかんにしてしまった。

「ああ、最悪最悪最悪っ!!」

店の外で空き缶を蹴ると偶然、近くに居たガラの悪い男に当たってしまった。

「あぁっ?なんだテメェッ!痛えじゃねぇか!!ケンカ売ってんのか?」

あ~面倒くさい。まあ、とりあえず、

ベキャッ!!

鼻に膝を食らわせ、

ゴキッ!!

顎にアッパーを打ち込み、

ズンッ!!

止めにストンプを食らわせる。

ついでに数発殴っておこう。

ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ...............

「があ...ぁ...ぁ...あぁ...」

当然、食らった男は虫の息だった。

「よし、そろそろ別の所に行こう。」

警察の来ないうちにな。

と思って周囲を見回すと


ザワザワザワザワ..............

“なんだあの子?”

“あんなデカイ男平然と倒したぞ。”

“男なのか女なのかわかんないな?......”

...ッ!

ヤバイ!注目を集めすぎた!今すぐ逃げないと!そう思った次の瞬間、

パシャッ!

と何処からかカメラのシャッター音が聞こえた。

するとあちこちからパシャパシャとシャッター音の嵐に巻き込まれた。

この状況を脱するには............!

「殴られたくなければとっとと退けッ!!」

精一杯ドスを利かせた声でそう言うと、

ザワザワ、と周囲の輪が乱れた隙に隙間から飛び出し、そのまま自宅までの道筋を追いかけられながら何とか追っ手を撒いたのであった。




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