表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/27

ネトゲと言う名の現実逃避

「これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だ...................」

部屋の隅でじっと毛布に包まりブツブツとそう呟く。

ある意味で僕の精神はギリギリの状態まで追い詰められていた。

「......ネットでもやるか.........」

そう言って手馴れた手つきでパソコンを点け、ゲーム用のユーザーを起動させる。

開くのは2年前からやっていたオンラインRPGゲーム。今ではギルドのマスターにまでなり、22名のメンバーが集い、主力ギルドの一角にまで上り詰めた。

本部に入ると、ある一人のメンバーがいた。

名は“LOVERS(ラバース)”、ピンク系統の装備に身を包んだ女性プレイヤーだった。

僕は、このことを他人事のように何気無~く呟いてみた。

“ラバース、突然で悪いんだけど女体化についてどう思う?”

暫くしてラバースからメッセージが届いた。

“どうしたのフール?いきなり急に。”

FOOL(フール)とは僕の使うキャラの名前である。

「やはりそう来るか...」

この返答に2分ほどの時間を返答を考えるのに費やし、こう返信した。

“いや、急に気になったんだが...”

数十秒後、返信が返ってきた。

“あらっ?まさかフールにそんなシュミが!?∑(OωO)”

そのメッセージに僕は、

“いやいや!そういう趣味じゃなくって!単に気になっただけだよ。”

そのまま話は続く。

“アタシ個人としては小説やマンガの世界のデキゴトって思うけど...”

“実際にあったら?”

“まさか、友達がそうなったとか?!”

すいません、僕です。

“いいや、そんなんじゃないよ。”

“そうなのか~。ツマンナイヨ~(=△=)とりあえず水晶回廊のMoB狩り手伝って~”

「どうせ学校にも行けないしやったろう...」

“O.K.やるよ。”

“じゃあ道具買って来るから待っててね~”

そう言ってラバースはギルドから商店通りの方へ走っていった。

---------------------------------------------------------------

その頃ラバースは...

「何であんな事聞いたんだろ......?」



[Change The View]

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ