いきなり性別逆転? 杉村 国彦のケース
今回も駄文だと思われますが、感想もよろしくお願いします。
[四月二十日 晴れ]
「ぎゃああぁぁあっ!!!」
一瞬、何が起こったのか全然分からなかった。
なにせ毎朝の習慣で鏡を見たら、いつもの自分の顔ではなかったのだから。
鏡に映っているのは俺に似たような顔つきだがどう見ても女だ。
「ちょっと、どうしたのっ?」
階下からお袋の声が聞こえる。
なんでもない、と返し、今のこの状況を整理する。
・朝起きた。
・寝ぼけながら服を着た。
・鏡を見たら、女になっていた。
..................駄目だ。全く分からない。
アレか?神が不良だからって理由で俺を女にしたのか?
確かに俺は不良だよ。現にこうして完全に遅刻してる時間に平然と起きたからな。
だけどよぉ、こんな罰ってアリかよ!!
仕方ない、決死(?)の覚悟で素早く朝食をとって一気に家を出るしかない!
「母さん、飯出来てる?」
ここはいつも通り普通に話そう。
「国彦、全く遅刻ばかりして、そんなんじゃ卒業どころか進級すら出来ないわよ。」
早く降りてきなさい、と言われた通りに階段を降りる。
「いただきます。」
言葉を言い終わった瞬間、一気にご飯をかき込み、味噌汁で無理矢理流し込む。
「行ってきます!」
食べ終わると同時に予め椅子の近くに置いておいた鞄を取り、玄関まで一直線に早足で歩く。
数分後、自宅近くの公園にて。
「ふう、何とか家を出られたがどうすりゃいいんだ......」
学校にも行けねぇし、とりあえず町でぶらぶらするか。
[Chage The View]