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朝の登校 岩崎 千晶のケース

「はっ、はっ、はっ、はっ...............」

今、私は電車に乗り遅れて徒歩で登校している。

さすが男子の体、とでも言うべきだろうか。いつもだったら走りきれないような距離も楽に走りきれた。

ふと歩みを止めていると背後から「うお~!!女子はどこだ~っ!!」とか叫びながら走ってくる奴がいた。

てかアイツ、あの有名な西田由貴じゃん!

確かにアイツはビジュアル系のイケメンだけどあんまり私の好みじゃない。

どちらかと言えば後ろで引っ張られて来たのだろうか、はあはあと息を荒くしている子の方が可愛くて素敵だけど.........

「............こんな所で何してんの?西田。」そう言うと、

「おおっ、千晶ちゃんじゃ~んっ。もしやさっきの声は千晶ちゃん?」と言って来た。

さっきの声?私さっきから一言も喋ってなかったはずなんだけど.............

「私は喋ってないけど?聞き違いじゃない?」と一応否定しておく。

そう言うと「そうか?おかしいなぁ~。確かにこっちから聞こえたんだけどなぁ~」と呟いている。

とりあえずバレないようにこの場を脱出しよう。うん、これからの為にもこの方がいい。

なんかやけに後ろの彼がこっちを見てるし.........

「じゃ、じゃあね~。」と一言呟いてそそくさと急いで学校へと走って行く。



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