会うべきか、会わざるべきか
もうすぐ。
いや今週は大学院の授業が始まっており、趣味で書く時間が減ることに、非常に理不尽な抵抗を感じています。
でもま、書くことが楽しいので、今後も余暇を見つけては投稿します。
小学生の頃から続けていて、すでに生き甲斐。
リアル充実(リア充)の時は、あまり書かない。心の中にしまっている。
報告。リアル充実しているが故の事故です。
本日、3年ぶりに、愛馬にしているロードバイクから落車してしまいました。
この時代風を切って走れる乗り物って少ないからねぇ。
好んで10キロ程度の距離をロードバイクで通勤しているんですけれど。
落車すると。
ボロボロになった。
やはり一部、肉がえぐれて、血が吹き出す!
明日はさらに打ち身による痛みあるかとか思うのですが、進歩したことはあります。
それは転び方が上手くなったこと。
本日は鉄板に滑って、目の前にある障害物を避けられなかったという事実があります。チェーンもはずれ、その後は数キロをトボトボ歩いて帰りましたが、救急車をよぶレベルではなく、ちゃんと歩いて帰れました。服の下はきっと血だらけになっているとおもった体も、一部肉が四角形で体の部位に食い込むくらいの惨事でした。
血はすぐに止まります。
ですので。日々、筆者の身体は使い古していますが、進化しているという報告です。
こんな派手にすっ転んだ私を、大丈夫ですかと気遣ってくださった方がおりました。
通りすがりの方、本当に感謝申し上げます。
てか。
3年前、同じところですっ転んだんです。
なんで!?
そこが私の鬼門というか、なんかありますね。
(今後、警戒します)
後がきは単に、小説の読む順番を載せています。
なんかさ、わかってるんですよ。
作者の勝手でタイトル付けていますけど、読む順番がわかりにくくなっている小説、そしてDVDがあることを。
これ小説家の自己満足。
全部タイトルを同じにして、付番を打った方がいいと思っています。読者側の意見としては。
※
「あ、あの……、気圧を変えてこの空間を爆破させたら、私たち死んでしまうこともありますか?」
リンフィーナはおずおずとリトウに質問した。
緊張感から表情は固まってしまい、身体が自然に動かなかった。
「うーん、ないとは言えないんですよね。死ぬ可能性はゼロではないです。でもこの管を一定時間手放さなければ、人の身体に必要な空気は確保できます。栄養を得ることも、可能な管です、でも私たちずっとこの管をくわえてもいられないので、栄養は別件になります。万が一の時に担保する栄養です。リンフィーナは僕が合図したら海上に泳いでください。リンフィーナは泳げますよね」
「うん」
かなり息はつなぐほうだ。
リトウからの合図で海上を目指せと言われれば、それに従うことはできる。
リトウとリンフィーナのやり取りを聞いて、ヨースケは渋い顔をしていた。
「リトウ、そんなお前は泳げるのか?」
リトウの心配をしているらしい。
「泳げない人なんているんですか?」
リンフィーナの問いに対して、ヨースケは真面目に答えてくれた。
「悲しいかな、世の中には運動音痴という類いの者がいるんだ」
「うんどう、おんち?」
「自分の意思が期待するような身体活動ができない者のことを言うんだが。ーーリトウはそのタイプの人間のような気がするんだよなぁ」
ヨースケとリンフィーナの二人で、リトウが握ってくわえるのだと突き出してきた管を握りながら、不安そうにリトウを見ることになった。
「泳げます! 25メートルプールでなら泳ぎましたよ。僕は息継ぎはできないけど、そのくらいの距離なら息継ぎしないで泳ぎました。海中深くで海上を目指すルパンのように」
リンフィーナにはリトウが言葉として発したルパンという人を知らなかった。
だがリトウの話したニュアンスから、彼が泳ぎを得意としないことだけは理解した。息継ぎしない泳ぎって、本来は水面を移動するだけのものだ。海底から地上を目指すようなものではない。リトウの運動能力が足りているかどうか、ヨースケが心配する気持ちはリンフィーナにも理解できた。
「ということなんで、こいつがおぼれかけたら、俺とお前でフォローできるか?」
「承知しました」
ヨースケに確認され、リンフィーナはリトウの命を最優先にすることを誓う。
「大丈夫だって」
リトウの言う言葉は、ヨースケの耳にも、リンフィーナの耳にも入ってこない。完全シャットアウトしてしまった。
ただ兄様。
それにアセス。
もし彼らが、自分の身を案じてくれており、近くまで来てくれていたとしたら、果たして自分は彼らに会って良いものかどうか。リンフィーナは迷っていた。
会いたいのだけれど。
会って知られたくはない。
自身の身体に起こっている異変がある。
優先順位はリトウ先生を海上に送り出すことだった。
でも自分が本来ここに来た目的は、ラン・シールド一族を率いるウィンジンが統治する、この地を理解することだった。
ラン・シールド一族は、魔女ソフィアの母親の母国でもあるのだ。
色々と迷った。
リンフィーナはながらく、不可思議な呪術や精霊を遠ざけてきたラーディア一族を母国としてきた。しかし、ラーディア一族とは違う国の文化や歴史をもっと知りたいと思っていた。
このまま、兄様やアセスが近くに居たとしたら、会ってしまっていい?
会ったら頼ってしまう。
それで良いのか。
リンフィーナの気持ちが逡巡した。
兄様、アセス。
私は今、どうしたらいいのか、わからないのです。
リンフィーナの声は、願うように心の中で言葉にしたつもりだ。
決して誰も聞き取れないような音波だ。
リンフィーナはぼそっとつぶやいた。
ただ、今はリトウ・モリとヨースケ・ワギを、今は無事に地上に送り届けることだけに専念しなければならない。
それだけの覚悟があった。
偽りの神々シリーズ紹介
「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫
「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢
「封じられた魂」前・「契約の代償」後
「炎上舞台」
「ラーディオヌの秘宝」
「魔女裁判後の日常」
「異世界の秘めごとは日常から始まりました」
「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」
「異世界で勝ち組になる取説」
「戻った場所は、異世界か故郷」
シリーズの9作目になります。
異世界転生ストーリー
「オタクの青春は異世界転生」1
「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」
異世界未来ストーリー
「十G都市」ーレシピが全てー