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科学バカとの付き合い方

こんばんは、

本日、大学院も休みで、ただ単に人にあと得られた時間を使って、

書きたい小説を書いています。

そんなレベルなんでお、誤字脱字など整合性については、読みあけす楽しみにおとりおきです。


あとがきは長いので、読む順番だけ載せます。


市販されている小説でも、不親切に読む順番が不明瞭なことありますよね。

なんならや順番だけいると思います。


こっちもタイトルに順番はいると思っています。

        ※


 酸素と水が入り混じる空間につくと、リトウが忙しく動きまわった。

「すごい! この部屋の圧力と、圧力を抜く穴が緻密に計算されているし、水と酸素を分解させる装置がどこかに隠されている!!」

 H2Oという化学式を声高に叫んで、空間の隅々を調べ始めている。


「私には何もわからないけどーー」

「俺にもわかるか。あいつは変態だ」

「ーーそうなんだ……」

「あの狂気がわかるのって、たぶんサナレスくらいだと思う」

 底が見えないヨースケの本心を初めて垣間見るような会話だとリンフィーナは思った。


「こんな調子のゾーンに入ったら、リトウは長い。時間を忘れることを覚悟した方がいいな」

 吐息をついて、ヨースケは手近に腰を下ろせる場所を確保しにかかっていた。


「えっと。確かにここは異空間みたいなのだけれど、あなた達は魔法だという認識にもならず、冷静にーーつまり科学的にこの現象を考えているように見える」


 意外だったが、ヨースケは空間の壁を背もたれにして、地べたに座り込んだ。観念したようなヨースケの視線はリトウに向けられており、待つことに耐性があるようだ。

 リンフィーナも地べたに三角座りをして、ヨースケの隣に腰を下ろした。


「この時間って、待っていたら有意義ってこと?」

「いや、そうとも限らない。リトウもサナレスも有意義かどうかなんて、まるで考えない人種だ」

「サナレス兄様は違うと思う」

「それな」


 リンフィーナがサナレスを擁護しようとして、ヨースケは苦笑した。

「惜しいって感じだ」

 ヨースケからサナレスを否定された気がして、少しだけ気持ちを尖らせるリンフィーナに、彼は残念そうに伝えてきた。


「サナレスが悪いわけではない」

 そりゃそうでしょ。サナレス兄様なのだから。

 リンフィーナはふんと鼻を高くした。


「でもサナレスはさ、こっちの世界をマクロで見過ぎな感じ」

「マクロ?」

 その単位がわからない。


「ああ、おっきすぎる器ってことかな。人の心を掴むのって、もっとミクロ。あっ、ミクロってのは小さいって意味ね」

 ふうん、とリンフィーナは聞いていた。大きくて何が悪い。大は小を兼ねるというので、やはりサナレスは偉大なのだと、自分の中で確固たる方程式を組んでしまう。


 ヨースケは笑っていた。

「マクロの物差しを持つ人って、ミクロの些細な人間関係を見るの、苦手なんだよなぁ。リトウが稼げないのも、マクロすぎるから。事実存在する現象にばかり、この通り夢中らしい」

「あなたは?」

 素直に問いかける言葉が口をついて出ていた。


「とりま、全部を利益に繋げるために、俯瞰することにしている」

 だから座り込んだとヨースケが答えてきた。


「利益ってさ。さっきの話だともう残す寿命も少ないのでしょう? 富って死んでまで持っていけないと、私は思うのだけれど」

「ーーなかなか、鋭い」

 そう言ってヨースケは肩をすくめた。彼はこの生涯、すでに使い切ろうとしても使いきれないほどの金銭を稼ぎ込んでいると、リンフィーナは思っていた。


「それでいうと私の望みも、そこにいる変態科学者もどきと一緒かもな」

「単に、興味本位だと?」

「そうかも」

 食わせ者と思うヨースケは、楽しげに声をあげて笑う。

 まだヨースケ自身の目的は見えてこず、リンフィーナはこれ以上探りを入れる質問をやめることにした。


「時間はかかるかもしれないけれど、科学の力で、この状態を再現できるかもしれない。でも可能にする平米面積が決まっているからさ、地下宮殿の広さや、ここに人の有酸素量で暮らしている人の数を調べたほうがいいと思う」

 リトウは敵地に乗り込んできていることを、すでに忘れかけていた。

 放置すれば今すぐにでも最適解を求めようと。ウィンジンに問いたいと言い出しかねなかった。


「えっと。ウィンジン様はもちろん探すつもりだけれど」

 リンフィーナは苦笑した。


 何より王族貴族の指令がどこまで行き届いているのだろうかと、訝っていた。

 ラン・シールド一族の、王族貴族に出会えれば、未だ対処できると、リンフィーナの本能が思っていた。

 サメのように、人を襲う半人半魚の士族になってしまっていては、リンフィーナはもうどうしていいかわからない。


 罹患した先の民の精神状態だといわれてしまうと、リンフィーナは自分お足首が熱を持ってじくっと傷んだ。


 人の思考力を失くしてしまった、魚人化したラン・シールドの民を見ると、リンフィーナはゾワっと身震いした。


偽りの神々シリーズ紹介

「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫

「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢

「封じられた魂」前・「契約の代償」後

「炎上舞台」

「ラーディオヌの秘宝」

「魔女裁判後の日常」

「異世界の秘めごとは日常から始まりました」

「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」

「異世界で勝ち組になる取説」

「戻った場所は、異世界か故郷」

シリーズの9作目になります。


 異世界転生ストーリー

「オタクの青春は異世界転生」1

「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」


 異世界未来ストーリー

「十G都市」ーレシピが全てー

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