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正論

こんばんは。

書きたいときに趣味で書いている小説を読んでくださっている方、ありがとうございます。

自分でコントロールして書いているというか、自信はないですが、好きで書いていることは確かです。


お付き合い、反応、感想、なんでも励みになりますので、よろしくお願いいたします。

長編ですが、読む順番は後書きに掲載しています。

        ※


 リトウの考えを信じたい。

 リンフィーナはそう思っていた。


 ソフィアに悪意がないという仮説には、リンフィーナ自身も大手を振って賛同できた。


 けれど悪意がないのと、他意がないのとは違っていて、リトウが言うようにソフィアがこの世の大罪人かどうかは、まだ判別できないと考えていた。

 世間知らずのリンフィーナには、判断する能力はない。ただサナレスが、ソフィアに対して何も沙汰していないという現実があり、その判断だけを一筋の光明と考えて、リンフィーナは息をする。生きていていいのだと、命を繋いでいた。


「ーーリトウ先生が言うように、ソフィアが別次元の船での事故を、ランシールド一族に潜入するための手段としたのであれば、彼女が意識を手放した今、どうしたらいいのかな?」

 リンフィーナは疲れた体を引きずるようにしながら、次に進む方向を見定めなければならなかった。


 リトウはソフィアが船の乗組員であった50名の命を奪ったのではないと言ったけれど、リンフィーナには何の確信も持てずにいた。ずっと、いつ処刑されるトガを背負う存在であるのかもしれないという緊迫感は拭えずにいる。それは目の前で多くの命が奪われたからだ。そしてその経験は2度目になる。

 平気でいるのに、並々ならぬ根性がいるのだった。


「ウィンジンは、少なくとも昨夜協力すると言われたわけです。まずはウィンジン様がいらっしゃる中央神殿を訪ねるのが良いかと思うのですが」

 リトウが言って、ワギはそれに反対した。


「そんな単純なことじゃない。ウィンジンはサナレス殿下に言霊を、つまり約束をしていたようだが、一族としてソフィアを殺したいという考えは固まっていたんだよなぁ。だったらウィンジン一人を信用して頼っても、ランシールド一族の決定を覆すことなんてできるのかって思う」

 ワギの意見はもっともだった。


 少なくとも今、自分の存在を好ましいものだと認めていない本拠地に乗り込んできており、いつ殺されても仕方がないと落胆するリンフィーナにとって、一歩踏み出すその先に明るい未来があるとは到底思えなかった。




偽りの神々シリーズ紹介

「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫

「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢

「封じられた魂」前・「契約の代償」後

「炎上舞台」

「ラーディオヌの秘宝」

「魔女裁判後の日常」

「異世界の秘めごとは日常から始まりました」

「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」

「異世界で勝ち組になる取説」

「戻った場所は、異世界か故郷」

シリーズの9作目になります。


 異世界転生ストーリー

「オタクの青春は異世界転生」1

「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」


 異世界未来ストーリー

「十G都市」ーレシピが全てー

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