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【第1話】本部祓魔師寮

「 」人の言葉

( )心の声

『 』魔の言葉

《 》念話

であらわしております。

銀髪をお団子にして、瞳は青の少女は本部祓魔師寮の門をくぐって、辺りを見渡す。少女が入ると後ろから女の声が聞こえてくる。

「あなた!そこで何をしているの!ここは神聖な場所よ!」

少女は驚いて振り返ると、黒ぽい赤の髪に黄と黒のオッドアイの少女が後ろにいた。

「ご、ごめんなさい……。今日から祓魔師としてここに配属された、一ノ瀬詠いちのせえいです。」

少女、一ノ瀬詠は少女に謝る。

「あたしが探している紅色の死神じゃないのね……。」

少女は一ノ瀬詠を見て、小声でポツリと言う。

「自己紹介が遅れたね。あたしは久遠くおんれい。よろしくね。詠、ついてきて。瀬尾せお先輩と綾織あやおり先輩に挨拶しないとね。とりあえず、あの大きい建物の中に入ろう。」

「はい!……久遠さんのことなんてお呼びしたら良いですか?」

「あっ、靴履き替えてね。うーんと、れい…か、れい先輩か、れいさんって呼ばれることが多いかな?」

「ありがとうございます。じゃあ、それでは……れい先輩とお呼びしますね。」

「うん!あたしはなんて呼んだらいい?」

「お好きに呼んでください。」

「分かった。詠、あたしと喋るときは敬語なしね!」

「分かり、ました。」

しばらく二人は歩く。すると、久遠れいは急に立ち止まった。

「ここが瀬尾先輩と綾織先輩の部屋だよ。」

コンコン。

「はーい。」

ガチャ。

髪は紫色ロングで水色の瞳の青年が出てきた。

「あっ、くーちゃんじゃん!どうしたの?」

「瀬尾先輩、こんにちは!」

「祓魔師としてここに配属された、一ノ瀬詠です。よろしくお願いします。」

「あー!あなたが詠ちゃんね。俺は瀬尾せお優刀ゆうと。よろしくね。」

「優刀さん!カウンセリングの途中でしょうが!」

部屋の中から女性の声がする。

「瀬尾先輩、なにか悩みがあるのですか?」

久遠れいは瀬尾優刀に聞く。

「特にないよ。でも、夏が帰ってくるまで、あの女とカウンセリングを受けることになっちまって……。まじでめんどくせぇ。夏、そろそろ戻ってくるみたいだけど、夏は自分の心は自分で管理しているからカウンセリングいらない。って言っているみたいで……。はぁ……。」

「色々大変みたいですね。」

一ノ瀬詠は瀬尾優刀に言う。

「……なぁ、二人とも中に入ってよ。」

「でも……。」

瀬尾優刀がそういうと、久遠れいは渋る。

「人助けだと思って。な、頼む。」

「詠、どう思う?」

「……いいよ。雲雀さんのことでたくさん聞きたいことがあるので。」

一ノ瀬詠は瀬尾優刀と久遠れいに言う。

「雲雀のこと、何か知っているのか!?」

瀬尾優刀は一ノ瀬詠の肩を掴む。

「あ〜!瀬尾先輩がセクハラしてる〜。」

久遠れいは瀬尾優刀に言う。

「これは、ちがっ!」

瀬尾優刀は顔を真っ赤にして慌てて一ノ瀬詠の肩から手を退け、一ノ瀬詠と久遠れいは瀬尾優刀の部屋に入る。

瀬尾優刀、一ノ瀬詠、久遠れい、黒髪で赤色の瞳の女性は床に座る。

しばらく沈黙が続いて、一ノ瀬詠は口を開く。

「あの!自己紹介しませんか?私は今日から祓魔師として配属された、一ノ瀬詠です。」

一ノ瀬詠は瀬尾優刀、久遠れい、黒髪で赤色の瞳の女性に言う。

「俺はや、……瀬尾優刀だ。よろしく。」

瀬尾優刀は一ノ瀬詠の次に自己紹介をする。

「あたしは久遠れい。よろしくね。」

久遠れいは瀬尾優刀の次に自己紹介をする。

「祓魔師、研究者の皆さんのカウンセリングを行っている桐屋きりやすずと申します。よろしくお願いします。」

「す、………桐屋さん、よろしくお願いします。」

「れいさん。詠さん。優刀さん、嫌な夢をみて、寝れないって言ったんですよ。」

桐屋鈴は久遠れいと一ノ瀬詠にちくる。

「本当に大丈夫ですって。」

瀬尾優刀は心配をする桐屋鈴に言う。

赤ショートで緑色の瞳を待つ綾織夏は部屋のドアノブを持って、入ろうとする。

「どんな感じなんですか?」

久遠れいは気になって、瀬尾優刀に聞く。

綾織夏は部屋のドアノブを離す。

綾織夏はその場でしゃがみ込み、瀬尾優刀の話を聞いている。

「どんなって………。夏と佳那太が目の前で誰かに殺される夢………。でも、そんな大したことじゃないから。大丈夫だよ。」

「……………………。」

綾織夏は少し考えてから立ち上がり、部屋のドアノブを回し開ける。

ガチャ。

「夏!おかえり。もしかして、聞いてた?」

「ただいま。さぁ、何のこと?」

綾織夏は首を傾げる。

「夏さん!」

桐屋鈴は綾織夏に声をかける。

「げっ!なんで、いるんですか?」

「夏さんがカウンセリングを受けないからですよ。神からの一年の間で一回は受けないといけないという命令が出ているんです。我慢してください。」

「はー?僕にはいらないって言ってるじゃん!」

「私に言われましても………。」

その後、桐屋鈴と綾織夏の会話は一時間もかからずに終わって、桐屋鈴は帰って行った。

「夏、今日からここで働くことになった一ノ瀬詠さんだ。」

「よろしくお願いします。」

一ノ瀬詠は元気よく言う。

「よろしく。今日は新人祓魔師と研究者が来る日だな。」

「あー、そうじゃん。詠ちゃん、早く行かなきゃ。俺らもだけど!」

一ノ瀬詠、久遠れい、瀬尾優刀、綾織夏は急いで部屋を出る。

最後まで見てくれてありがとう!

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