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S少年の謎 (4)

 S少年とS少年が所属していたとされる立川グループには、

【BACK】が設定されていない。


 まぁ、

S少年は、

警察官の息子という設定なので、

【BACK】の代用になる。

いざとなったら、


 「父親に遠慮して、ヤクザも近付いて来なかった」


 と言う設定を追加するつもりだったのかも知れないが?


 話はズレるが、

スナックでバイトしていた時、

『常連のヤクザ屋さん』と仲良くなった。

そのスナックに、

二十歳前後のチンピラが、3〜4人、飲みに来て、

ドンチャン騒ぎをしていた事が有った。

そこへ、

『常連のヤクザ屋さん』が現れると、

ニコニコしながらチンピラ達に話し掛け、

酒やメシを奢っていた。

もちろん、その時が初対面。

だって、

『常連のヤクザ屋さん』に頼まれて、

私がチンピラ達に酒を持って行ったのが、

きっかけだったのだから。


 『常連のヤクザ屋さん』からすると、

若い兵隊、特に【未成年】が欲しいのよ。


 不良連中の喧嘩の一番強い時期は、

だいたい、中三から高一にかけての頃だ。


 喧嘩に限らず、どんな分野でも、

高校生になったら、

努力しないと、衰えて行く。

不良なのに、

部活等して、

高校に入っても、まだ、ストイックに体を鍛え続けていれば、

喧嘩も強くなれるだろうけど。


 ストイックな不良って?


 さらに話はズレるが。


 『新人類の間では、政治が【流行】った 〜 日本没落の流れ (1)』で書いた『有料老人ホームの創業者』が、

電話で私に、

こう言ったんだ。


 「『山下二世』が、

『自民党の県会議員K』の自宅で、

『元N中の番格』を、

金属バットでぶっ飛ばした」


 『山下二世』とは?


 『同級生をイジメたら、ソイツの母親に土下座された話』の第三話で書いた、私が通っていた底辺不良中学で、

唯一、私と素手で喧嘩して勝てる人間だ。


 これを聞いた時、

一番最初に頭に浮かんだのは、


 (『山下二世』も弱くなったな)


 だった。


 己の強さに自信を持てれば、

金属バットに頼らず、素手で行けたのに。


 話を戻すと。


 反社会的勢力の方々からすると、

【未成年】は使い勝手が良いのよ。


 【少年法】に守られているから。


 【少年法】は、

日本国民を暴力で脅すために存在する。

その典型例が、

社会党の最初の総理大臣が、右翼【少年】に暗殺されてしまった事件。


 たぶん、

三億円事件の真犯人の有力候補を、

【未成年】と設定したのも、

【未成年】だと、

色々配慮しても不自然じゃないから、

都合が良かったのでは?


 それに、

戦争中の特攻隊の様に、

若い人は、

簡単に騙されて、無謀な事をするからね。

もちろん、

特攻隊は、

本土決戦になった時に、

日本の制空権を米軍に渡せる様、

【アメリカ無双】を望んだ勢力が仕組んだ物だ。

優秀なパイロットを、

育成したり、温存したりされていたら、

原爆も落とせない。


 大人は、

大日本帝国軍の幹部の様に、

若い人達に特攻させて、

自分は生き残りたいのよ。

ちなみに、

総理大臣を殺した【少年】も、

獄中で自殺したそうだ。


 立川グループが、

設定通りに、

警察に目を付けられるほど暴れ回っていたとしたら、

当然、

反社会的勢力の方から近付いて来ただろう。

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