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3話 脱走

 あれから数時間の時が流れた。

 と、思う。


 空腹は増して酷くなり、檻に入れられたが為に無理やり徘徊することすらできなくなってしまった。


 そもそも、初めに倉庫内を歩き回っていた時にこの独房を見つけて嫌な予感はしていたのだ。おっさんが来た際に食事目当てで飛び出した事が悔やまれる。


  一見、状況は詳らかに悪化しているように見える。しかし俺は一つの解決策を見つけがのだ。


 俺を檻に入れたとき、おっさんが落とした鍵、あれは素人目に見ても単純な作りだった。オモチャの鍵付き宝箱の鍵ぐらい単純な、持ち手の付いた鉄の棒切の先に二つの凸があるだけの鍵だったのだ。


 これなら素人の俺でもピッキングできるのでは無いだろうか。まぁ、道具がないんだけどね。いや、猿轡もといおしゃぶりを固定する為に針金が使われていなかっただろうか。


 「Oh, ジーザス」


 無宗教なはずなのについ叫んでしまった。針金が、針金があるではないか、、、

 

 こうなったら、如何にかしてこじ開けるのみだ。


 ここまで来たら簡単に開くだろうなどと思っている時期もありました。夢の中なんだからこれぐらいは都合良く言ってくれてもいいじゃないか。



 ーーーーーーーーーーーーー


 数時間のピッキングによる格闘の末、鍵が"壊れて"開きました。


 あの苦労はなんだったんだろう。最初から壊そうとすればよかった、、、

 まぁ、結果オーライとして、問題は空腹だ。


 こんな時、現実の俺ならどうするだろうか。そうだ、そういや、しゃぶココする前に読んだなろう小説で木を食べて最強になっていたな。なら、そこらに落ちてる木片でも食べてみるか。


 「うわっ、まずっ」


 なんで俺、木なんか食べたんだろう。空腹が過ぎて頭がおかしくなってきたみたいだ。ていうか、牢屋に入れるから安心していたのか手足が縛られていない今、そうこの外に出られるんじゃね?


 ーーーーーーーーーー


 「やっぱりかぁ」


 当たり前のように、倉庫の出入り口の扉にも鍵がかかっていた。

 しかし、ここには針金がある。何時間かけてでもどうにかしてこじ開けてやろうではないよか。


 鍵穴に覚悟を決めて針金を突き刺す。


 ガチャ


 「えっ」

 あまりにも簡単に開き過ぎて、思わず声が漏れてしまった。なんだこの100均顔負けのザル鍵はさっきの覚悟な何だったのだろうか。所詮、夢の中こんなもんだろう。


まぁよい、この先にはきっと待望の飯が待っているのだ。


 ーーーーーーーーーーー

 

 扉を開けるとそこには、奴隷マーケット会場があった。


 まぁ、そこから連れてこられたんだから当たり前だけどね。そしてあるものをカウンターのような場所の中に見つけてしまった。


 食べかけのパンだ


 俺は飛び付き、勢いよく貪り食った。


 「あっ」

 やってしまった。飯に夢中で周りを気にしていなかった。まずい、殴られる


 「Whta's the hel..ガコン

評価してもらえる。ってこんなに嬉しいものなんですね(笑)


今後は他の作者の方の作品を読んだら積極的に評価しようと思いました今日この頃です。

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[良い点] 心理描写ができている点。
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