其の九 曹操の台頭
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「呂布を滅ぼした曹操と劉備。仲良く轡を並べて許昌へ向かいました」
(`・ω・´) 曹操
「都に凱せーーん。劉備どのも一緒さ」
( ̄∇ ̄ )劉備
「わーい。許都は広いなぁ~」
(`・ω・´) 曹操
「どう? せっかく都に来たんだから帝にあってみちゃったりしちゃう感じ?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「みちゃう感じ」
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「という感じで劉備、漢の帝に拝謁と相成りました」
( ̄ー ̄ )帝
「そこもとが劉備かいな。劉ってボクも名字が劉なんだけど、なんかつながりあるかな?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「あるもなにも、中山セーオー劉勝の末孫です」
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「中山王劉勝は前漢6代皇帝劉啓の第八子で、劉備の目の前にいる後漢14代皇帝劉協とはかなり年代は離れているのだ!」
( ̄ー ̄ )帝
「……なるほろ……じゃ、叔父ってことでいい? 皇帝の叔父だから皇叔。どうこれ。いいね」
( ̄∇ ̄ )劉備
「いいですね~。ネーミングセンス有り!」
(`・ω・´) 曹操
(…………釈然としない……)
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「帝は曹操の専横で、仲間が欲しいところ。思わぬところで親戚発見というところ」
(`・ω・´) 曹操
「りゅぅーびくーん。狩ーりにいこーーー」
( ̄∇ ̄ )劉備
「うん。いこういこう!」
( ̄▲ ̄ )( ̄∇ ̄メ )
「ぼくらもいーこう」
( ̄ー ̄ )帝
「お。劉備も来たね。じゃ、仲良しこよしで狩りでもしよう」
( ̄ー ̄ )家来
「曹操さま、劉備さま、獲物ゲットです。上さまはいかがですか」
( ̄ー ̄ )帝
「ウン。鹿をシカトしてたとこ。でも、今、射てみるよ」
( ̄ー ̄ )帝
「失敗。曹操、あれを射止めて」
(`・ω・´) 曹操
「は! かしこまりました!」
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「曹操は、むんずと皇帝の弓矢を取り、見事、鹿を射止めたのでした」
( ̄ー ̄ )家来
「これは、上様の矢だ! 皇帝万歳! 漢帝国万歳!」
(`・ω・´) 曹操
「いいやッ! 違うねッ! 鹿を射止めたのは……この曹操だァーーーーッ!」
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( ̄ー ̄ )帝
「 (´・ω・`)」
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( ̄∇ ̄ )劉備
「(゜∀゜ ;)タラー」
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( ̄▲ ̄ )関羽
「o(`ω´*)o」
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( ̄∇ ̄メ )張飛
「(-_-)zzzz」
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「関羽は、曹操の無礼な振る舞いに怒り心頭。刀に手をかけましたが……」
( ̄∇ ̄ )劉備
「……まぁ、もちつけ」
( ̄▲ ̄ )関羽
「じゃ、落ちつきますが、曹操は悪いヤツですね」