其の二十九 赤壁の戦い
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「計略は決まりましたが、水上戦。火をどうやってつけるかがポイント。そこに黄蓋という将軍が訪れました」
( ・ิω・ิ)黄蓋
「周瑜どの。ワシを使ってくれ。この老骨にできることがあればなんでも言ってくれ」
(*`∀´*)周瑜
「了解。寝返りのフリをしてくだされ」
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「そういうことで、黄蓋は曹操に投降する手紙を送り受理されました。そこには、呉軍の軍需物資を船に乗せて寝返りますと書いてあったので、曹操に受け入れられたのです」
(*`∀´*)周瑜
「よし。成功! 軍需物資と偽って、火薬や干し草を大量に詰め込むのだ。さて次の手は……」
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「その周瑜の陣には知恵者である龐統がおりました」
(*`∀´*)周瑜
「龐統。船に火をつけるのは容易いが、たくさんの船には燃え移らない」
( ゜_ゝ゜)龐統
「私に考えがございます。まだ私が呉の陣にいるとはバレておりません。ちょいとばかし曹操の陣に行って参ります」
( ゜_ゝ゜)龐統
「こんにちわ。天下の知恵者、鳳雛と言われる、龐統が参りましたよ〜」
(`・ω・´) 曹操
「なんと! あの鳳雛だって!? さぁさぁ、先生。どうぞこちらへ。我が軍の陣立てを見て下さい」
( ゜_ゝ゜)龐統
「いやぁ! お見事! 鳳雛ショックっす。これじゃぁ、ボクの出る幕なしっす」
(`・ω・´) 曹操
「マジすか。マジすか。ボクが考えたんです」
( ゜_ゝ゜)龐統
「さすが、曹操様。武においても、智においても完璧だなって。まさに希代の英傑! 時代の申し子!」
(`・ω・´) 曹操
「いやぁ。照れちゃう」
( ゜_ゝ゜)龐統
「ウィ。酔っぱらっちまったい」
(`・ω・´) 曹操
「随分急だね。どうしました?」
( ゜_ゝ゜)龐統
「船酔いっす。陣立ては見事でも、北兵は船に慣れてないので同じような連中も多いのでは?」
(`・ω・´) 曹操
「……さすが慧眼。見抜かれておりましたか。どうすればいいのか、私も困っております」
( ゜_ゝ゜)龐統
「良計がございます。船を鎖で全て繋いでしまうのです。そうすれば、船の上でも陸上と同じようなものです」
(`・ω・´) 曹操
「なんと! いいこと聞いた! 聞いちゃった!」
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「曹操は龐統の助言通り、船を繋ぎました。ここに火薬の積んだ船をぶつければあっという間に燃え広がると言う策略でした」
(*`∀´*)周瑜
「準備は全てなったが、問題は風だ。風が逆風では意味がないじゃないか。曹操、夏まで待ってくれないかなぁ……」
(uωu)諸葛亮
「キャプテン。心配には及びません。私、遁甲天書三巻を持っていまして、風を呼ぶ術が使えます。ただ祈るのには時間がいります。あと祭壇」
(*`∀´*)周瑜
「マジ? こうなった藁にもすがる思い。お願いします」
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「こうして祭壇が築かれました。諸葛亮は斎戒沐浴し祈り始めました」
(・д・)魯粛
「本当に風は吹くのでしょうか?」
(*`∀´*)周瑜
「風を呼べなきゃ、軍を欺いた罪で殺すだけさ」
(・д・)魯粛
「まだそんな気持ち残ってたんですねぇ……」
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「と、二人して話をしていると果たして陣旗が一斉に逆を向いたのでした」
(*`∀´*)周瑜
「こんな術が使えるヤツがいるなんて、やっぱり生かしておけない。すぐに刺客を放とう」
(・д・)魯粛
「何を言ってるんです。まだ曹操が片付いていないのに。さぁ、計略を発動させるのです!」
(*`∀´*)周瑜
「お、おう」
(*`∀´*)---計略中……---
(*`∀´*)周瑜
「よっしゃ! 火計を成功させて、曹操軍まるつぶれ! 溺死者も数えきれず! 後は曹操の首を見るのみだ!」
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「こうして、歴史に残る赤壁の戦いは曹操の敗北によって終結したのでありました」




