其の二十六 孔明舌戦
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「江夏の城に入城した劉備たち。その頃曹操は荊州は一応全土おさえ、軍勢を再編成しておよそ100万。事実上、残るは呉一国となりました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「これからボクたちどうなるの?」
(uωu)諸葛亮
「……そろそろですね」
( ̄∇ ̄ )劉備
「なにが?」
( ̄ー ̄ )文官
「呉からの使者が参りました。孫権どのからの使者です」
( ̄∇ ̄ )劉備
「どゆこと?」
(uωu)諸葛亮
「そろそろ来る頃だと思っておりました。殿は何を聞かれても知らぬ存ぜぬで」
( ̄∇ ̄ )劉備
「う、うん」
(・д・)魯粛
「私、主孫権の名代で参りました。曹操の軍勢はどのくらいですかね?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「し、知らぬ存ぜぬ」
(・д・)魯粛
「では大将は誰と誰で……」
( ̄∇ ̄ )劉備
「知らぬ存ぜぬ」
(・д・)魯粛
「そんな。あんなに戦ってらしたのに?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「えーと、えーと。こ、コーメー!」
(uωu)諸葛亮
「はいはい。孔明ちゃんですだよ。魯粛どの。我が殿は孫権どのと同盟を望んでおります」
(・д・)魯粛
「なるほろ。では我が主を説得していただけますか? 今は降伏か決戦かで意見が分かれておりますので」
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「こうして諸葛亮は単身、呉に向かいました。呉の人々に決戦に導くために」
(・┏┓・)張昭
「諸葛亮め。我が君を戦に導くために来たな? 我が国は降伏路線まっしぐらだ。あやつの好きにはさせん。」
( ˙灬˙ )孫権
「君が劉備どのの使者か。余はこの国の主、孫権だ。率直に曹操と決戦か? 降伏か?」
(uωu)諸葛亮
「決戦あるのみです」
(・┏┓・)張昭
「待ちたまえ! 君はよその国の人間だ。我が君を惑わすな。だいたい君は自分を古代の名将に例えているが、蓋を開ければどうだ! 曹操相手に逃げ回っているではないか。その逃げてる相手と我々に戦えと? 古代の名将が聞いて呆れる!」
(uωu)諸葛亮
「ふふ。鳳凰の気持ちは雀にはわからないでしょう。我が劉備軍は病弱な患者の如く。2、3千の兵しか持ち合わせませんでした。それで曹操軍20万を破ったのです。果たして古代の名将にそれが出来たかどうか?」
(・┏┓・)張昭
「ぐぅ……」
( ̄ー ̄ )虞翻
「曹操は100万の軍隊がいるではないか」
(uωu)諸葛亮
「ですが袁紹の降伏兵と荊州の降伏兵が主。なれない水軍で全員発病です」
( ̄ー ̄ )虞翻
「結局その弱い兵に負けて逃げたんでしょ?」
(uωu)諸葛亮
「仁義の千兵でも暴虐の100万兵に立ち向かおうとしております。あなたは10万の兵を抱えて食糧もありながら主君に降伏を進めるんですか?」
( ̄ー ̄ )虞翻
「ぐぅ……」
( ̄ー ̄ )歩隲
「君は縦横家の張儀や蘇秦をマネて口先で我々に危険な橋を渡れというのか!」
(uωu)諸葛亮
「蘇秦は六国の宰相の印を持ち、張儀も二度秦の宰相となった。彼らの政治の腕前は確かであなたのようにすぐ降伏とは言いませんでした」
( ̄ー ̄ )歩隲
「ぐぅ……」
( ̄ー ̄ )薛綜
「曹操とは?」
(uωu)諸葛亮
「漢の賊です」
( ̄ー ̄ )薛綜
「それはおかしい。漢は衰える一方。曹操のお陰で天下の三分の二を取り戻した。もはや天下は曹操に服しているんだ!」
(uωu)諸葛亮
「お黙りなさい。例え漢が衰えても臣下が奪っていいはずがない。あなたは主君孫権が衰えたら国を奪うのですか?」
( ̄ー ̄ )薛綜
「ぐぅ……」
( ̄ー ̄ )陸績
「曹操は漢の名臣曹参の血統で家柄もはっきりしてる。劉備どのは漢の傍流と言ってるが怪しいところ」
(uωu)諸葛亮
「その名臣の子孫が主家を滅ぼそうとしているのはスルーですか?」
( ̄ー ̄ )陸績
「ぐぅ……」
( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )
「ボクたちも質問があります!」
(uωu)諸葛亮
「どうぞ」
(uωu)---舌戦中……---
( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )
「ぐぐぅ……」
( ˙灬˙ )孫権
「みんなぐぅの音もでないようだな。では決戦に決定しました。どうぞよろしく」




