表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/30

其の二十四 長坂の戦い

┏(o・v・o)┛

「劉備は難民を引き連れて昼夜を問わずに逃げました」




(uωu)諸葛亮

「関羽どの。このままでは曹操に追撃されて全滅は必至。あなたは江夏にいる劉琦どのに援軍を要請して下さい」


( ̄▲ ̄ )関羽

「もっともですね。了解」


(uωu)諸葛亮

「張飛と趙雲は、殿の護衛です。必ずや守って下さい」


( ̄∇ ̄メ )(´∀`*)

「かしこまり!」


(uωu)諸葛亮

「私は夏口の兵を集めて参ります。さぁ皆さん。遠足ではありませんよ。よろしくお願いします」




┏(o・v・o)┛

「そう言って、諸葛亮、関羽は援軍を求めて軍を離れました。それからしばらくして劉備たち一行、難民たちと野宿していると」




( ̄∇ ̄メ )張飛

「義兄! 夜襲だい! とうとう曹操に追いつかれた! ここは益徳に任せて義兄は逃げて下せぇ!」


( ̄∇ ̄ )劉備

「マジか!」




┏(o・v・o)┛

「混戦です。あちらこちらで時の声。罵声怒声が響き渡り、劉備は民にまぎれて東を指して逃げ惑いました」




( ̄∇ ̄ )劉備

「はぁはぁ。ここまで来れば一先ず安心かな?」


( ̄ー ̄ )糜芳

「なんと残念なことでしょう。趙雲が曹操に降りました」


( ̄ー ̄ )糜竺

「私も彼が西北に逃げ去るのを目撃しました」


( ̄∇ ̄メ )張飛

「くそう。子竜め! 金持ちになりたくて曹操に寝返ったか!」


( ̄∇ ̄ )劉備

「キミら、戦の興奮で頭おかしくなっちゃったんじゃない? 趙雲の心は鉄や石みたいなもんだよ。それが金持ちになりたいとかチャンチャラおかしくてヘソが茶を沸かすよ」


( ̄∇ ̄メ )張飛

「趙雲め。許さん。この蛇矛にヤツの血を吸わさんと気がすまん」




┏(o・v・o)┛

「そう言って、張飛は曹操軍の中に斬り込んで行きました。一方、渦中の趙雲はと言うと……」




(´∀`*)趙雲

「ああん! 殿の奥さンとご子息を守ってたのに見失っちゃったァ! 趙雲一生の不覚だぁ!」



( ̄ー ̄ )夏侯恩

「そこへ行くは劉備軍の名のある将と見た! 我が名は夏侯恩」


(´∀`*)趙雲

「ん? ボクは趙雲」


( ̄ー ̄ )夏侯恩

「げぇ! 趙雲! そーだ。約束が有ったのを思い出した。これにて失礼」



  /

 閃

/ 



(´∀`*)趙雲

「そう上手いこといかないよ。敵将夏侯恩討ち取ったり! ……あれ? この剣は名剣青釭の剣だ! スーパーラッキー!」




┏(o・v・o)┛

「なんという幸運。趙雲は青釭の剣を手にいれた! そして、劉備の奥方と子供の行方を追います」




(´∀`*)趙雲

「あ! あれは! まさしく奥さンとご子息! ラッキー続きでドギマギ!」


(。 ◕‿◕。)糜夫人

「趙雲。私は足手まとい。どうか子供を連れて逃げて」


(´∀`*)趙雲

「気弱なことを言わないで下さいな。私が抱えて連れて行きますから」




┏(o・v・o)┛

「そう言って幼子を胸に縛り、夫人を馬に乗せようと振り返ると既に井戸に身を投げて自殺しておりました」




(´∀`*)趙雲

「あん! でも今は悲しんでいられない。急いで突破しなくっちゃ!」




┏(o・v・o)┛

「趙雲はまるで曹操軍の中をまるで無人の野中を駆けるように走り抜けて行きます。立ちふさがるは、袁紹の元より降伏したものの名将名高い張郃。それが率いる馬延、張顗、焦触、張南の4将。これをバッサバッサと斬ってしまいました。張郃は敗走。それを丘から見ていたのは曹操でした」




(`・ω・´) 曹操

「どゆこと? すごくない? あの劉備の将。関羽じゃないみたいだけど。誰か正体を聞いて来て」


( ̄ー ̄ )曹洪

「拙者が聞いて来ます。おーい。そこの将。お名前を聞かせて下さい」



(´∀`*)趙雲

「ボクは趙雲。字は子竜さ」



( ̄ー ̄ )曹洪

「聞いて来ました。あれこそ趙雲です」


(`・ω・´) 曹操

「何? メッチャ欲しい。生け捕って!」




┏(o・v・o)┛

「生け捕れの命令ですから、曹操軍は武器がうまく使えません。しかも趙雲ですから生け捕れるはずがないまま逃してしまいます。趙雲の逃げた先には橋があり、その上では張飛が待っておりました」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ