其の二十三 逃亡
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「荊州が曹操に降伏したことは劉備の知るところとなりました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「うひゃぁ! ここに曹操が来たら目も当てらんない」
( ̄ー ̄ )偵察
「ご注進! 曹操の兵10万がこちらに向かって進軍しております!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「キャー! どうする? 孔明」
(uωu)諸葛亮
「新野城では守りきれません。荊州城を奪い曹操を迎え撃ち、追い返しましょう」
( ̄∇ ̄ )劉備
「うう。恩人の劉表どのの城を奪うなんてできない……」
(uωu)諸葛亮
「でしょうね」
( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )民
「劉備さま! 逃げるなら我らも連れて行ってくだせぇ!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「なんと! みんなこの玄徳のことを……! OK! みんなで逃げよう」
(uωu)諸葛亮
「我々は慈善団体ではありませんよ。荊州も奪えず、領民を引き連れて逃げるなど曹操に殺して下さいと言ってるようなもんです。」
( ̄∇ ̄ )劉備
「分かってる。分かってるけど……。ボクにはそれは出来ない……」
(uωu)諸葛亮
「仕方ありませんな。(分かってはいたけどね)」
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「劉備は領民を引き連れ、新野城を捨てて逃げ出しました!」
( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )民
「ああ! 曹操軍が新野城へ入って行く!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「孔明! このままでは追いつかれてしまう!」
(uωu)諸葛亮
「大丈夫。すでに手は打ってあります」
(uωu)---計略中……---
(uωu)諸葛亮
「曹操軍壊滅。新野城にしかけた火薬により火計は成功し、残党は張飛の追撃により敗走しました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「スッゲェーー! 今のうちに荊州に逃げよう!」
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「劉備は、新君主である劉琮を頼りますが、城門は固く閉ざされ、城内より矢が雨のように射かけられました」
( ̄ー ̄ )蔡瑁
「曹操様に逆らう不届きな賊め! 目障りだ消えろ!」
(・ε・´)魏延
「劉備どの! 城門は私が明けもうした! どうぞ入城して下さい!」
( ̄ー ̄ )蔡瑁
「ああ! 魏延! 裏切ったな!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「なんか、内乱が起きてるみたい。それにしても蔡瑁は嫌なヤツ! ろくな死に方しない!」
(uωu)諸葛亮
「ですね。ここに代わる要害と言えば江陵。そこに逃げましょう」
┏(o・v・o)┛
「こうして、劉備たちは江陵を目指して逃げました。そこに遅れて到着した曹操。取りあえず荊州の城に入り人事を一新してから劉備を追いかけることに」
(`・ω・´) 曹操
「蔡瑁よくやった! キミは我が軍の水軍都督になってもらおう。劉琮は青州に行って政治の勉強をしてきてちょうだい」
( ̄ー ̄ )劉琮
「私は平民でもいいので、この地にいたいのですが」
(`・ω・´) 曹操
「いやいや。将来のことを考えてだ。だまって行きなさい」
( ̄ー ̄ )劉琮
「はい」
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「しかし、劉琮は道中で暗殺されてしまいました。おそるべし! 曹操!」




