其の二十 三顧の礼
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「曹仁が3万の兵を失ったのは曹操の知るところとなりました」
(`・ω・´) 曹操
「ふーん。負けたのは仕方ないけど、たかだか3千ほどの兵しか持たない劉備に負けるのは解せない」
( ̄ー ̄ )程昱
「あちらに徐庶という軍師がいるようです。私の旧知ですが彼の母の筆跡をマネして偽手紙を送ることとしましょう」
(`・ω・´) 曹操
「グッドアイデア」
┏(o・v・o)┛
「ひっきょう程昱の作戦にて、徐庶に偽手紙が届きます。手紙の内容は母は曹操の元にいて、サミシイ思いをしているという内容でした」
(○´v`○)徐庶
「本日は我が君にお願いがあります」
( ̄∇ ̄ )劉備
「また新しい作戦?」
(○´v`○)徐庶
「実は母より手紙が来まして、曹操の元にいかねばなりません。つきましては私の後継に隆中という土地にいる伏龍を訪ねなされ」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ダブルビックリ! キミが出て行ってしまうのは残念だけど、自分の領内に大賢人がいたとは!」
(○´v`○)徐庶
「ということで、サヨナラ」
( ̄∇ ̄ )劉備
「また会う日まで」
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「こうして徐庶は出て行ってしまいました。劉備は徐庶の言った通り関羽と張飛を引き連れて隆中の大賢人を訪ねました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ごめんください」
( ̄ー ̄ )??
「なんでしょ?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「おお! あなたが先生ですか? 私は新野の劉玄徳と申します。先生のお力をお貸し願いたくこうして罷り越した次第です」
( ̄ー ̄ )弟子
「いえいえ、私は留守を預かる弟子でし(ダジャレ)」
( ̄∇ ̄ )劉備
「なんとお留守でしたか。残念無念」
┏(o・v・o)┛
「一度目の訪問は不発に終わりました。それから月日が流れ、もう一度ということになりました。例の豪傑二人をおともに、劉備は隆中へ出かけて行きました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ごめんください」
( ̄ー ̄ )??
「はい?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「おお! ついに先生にお目にかかれた! 私は漢の左将軍で豫州牧の劉玄徳と申します。国は乱れるばかり。どうか先生の力をお借りしてそれを変えたい志しでございます」
( ̄ー ̄ )諸葛均
「いえ! 私は弟の均と言います。兄は出かけてしまっておりましてここにはおりません」
( ̄∇ ̄ )劉備
「なんとまたまた会えなかった! 無念の極み!」
┏(o・v・o)┛
「劉備はまたも伏龍に会えませんでした。肩を落として新野に帰ります」
( ̄▲ ̄ )関羽
「ホントに大賢人なんすかね?」
( ̄∇ ̄メ )張飛
「ホントホント。義兄が怖くて逃げ回ってるんじゃないのかしらん?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「んなこたぁない。周の文王だって太公望が釣りが終わるのを待って話しかけたんだよ。大賢人を迎えるのはそのくらいの苦労が必要なんだ。グズグズいっちゃいけない」
( ̄▲ ̄ )( ̄∇ ̄メ )
「はーい」
┏(o・v・o)┛
「一方隆中では」
(uωu)??
「なんと。劉玄徳さまが二度も我が草廬を訪れてくだすったのか」
( ̄ー ̄ )諸葛均
「ええ。兄上がいないと言いますとそれはそれは肩を落としなすって」
(uωu)??
「…………」




