其の十九 好好老爺
( ̄∇ ̄ )劉備
「はぁはぁ。命からがら逃げ出したから、ここがどこかわからない。どこかで一夜の宿を借りよう。ごめんください」
( ̄ー ̄ )司馬徽
「よしよし老人こと、司馬徽とはワシのこと。水鏡先生と呼びなさい」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ボクの名前は劉備です」
( ̄ー ̄ )司馬徽
「ああ。あの劉備かいな。キミがこうして暗殺者におびえているのはキミの周りに良い家来がいないからさ」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ムっと来た~! ボクには関羽あり、張飛あり、趙雲あり。決して人がいないわけじゃありませんよ!」
( ̄ー ̄ )司馬徽
「よしよし。そう言ってかばうな。ようは軍略に長けた軍師がいない。だから戦に敗れて毎度毎度ボロボロ。山賊程度なら今の家来でいいと思うけど、天下を狙うならまるっきりダメ」
( ̄∇ ̄ )劉備
「そう言われてみれば……。どこかにいい人いないかしら? 先生紹介して下さいませんか?」
( ̄ー ̄ )司馬徽
「この荊州に伏龍と鳳雛という大軍師がおる。それの一人でも得られれば天下は手中に治めたも同然」
( ̄∇ ̄ )劉備
「マジっすか! 伏龍か鳳雛っスね! わーい!」
( ̄ー ̄ )司馬徽
「……まだゲットしてねーけど?」
┏(o・v・o)┛
「良い情報をゲットした劉備は、賢者を探してキョロキョロすることにしました」
( ̄∇ ̄ )劉備
「伏龍、鳳雛。ふくりゅう、ほうすう。フクリュー、ホースー」
(○´v`○)??
「♪ボックを使えば間違いなっし! ♪地理天文から軍略まで知っているのさぁ〜」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ああいうのはシカトした方がいい。なんか目つきも変だし」
(○´v`○)??
「こらー! 軍師を欲しいいんでしょ。軍師を」
( ̄∇ ̄ )劉備
「σ( ̄∇ ̄ )」
(○´v`○)??
「そう。あなた」
( ̄∇ ̄ )劉備
「な、なんすか?」
(○´v`○)徐庶
「ボクは徐庶。頭、めちゃくちゃキレまっせ? 軍師として雇ってみません?」
( ̄∇ ̄ )劉備
「じゃ、三ヶ月の試用期間つきで……」
┏(o・v・o)┛
「劉備は徐庶を半信半疑で雇うことにしました。そうこうしていますと、曹操軍の曹仁率いる兵5千がこちらに向かってくるとのことでした」
( ̄∇ ̄ )劉備
「曹操キタ━━━(゜∀゜)━━━!! やばい。マジやばい。とっとと劉表どののところへ逃げよう」
(○´v`○)徐庶
「何言ってらっしゃいます〜。兵5千くらい朝飯前なのだ。兵2千と関羽と張飛をお貸し下さい」
( ̄∇ ̄ )劉備
「貸してって……。ちゃんと返してよ?」
(○´v`○)徐庶
「だいじょーぶ! 計略で敗走させます」
(○´v`○)---計略中……---
(○´v`○)徐庶
「オールオッケイ! 曹仁なにするものぞ!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「うそ……軍師ってめっちゃすごい……」
┏(o・v・o)┛
「5千を失った曹仁はムキになってさらに2万5千の兵を出して来たのでした!」
( ̄ー ̄ )曹仁
「こうなったら意地だ! ここで負けたら曹操様にあわす顔がない!」
(○´v`○)徐庶
「おやおや、2万5千も。これもことごとく虜にしちゃいましょう」
( ̄∇ ̄ )劉備
「そんな大きいこと言って大丈夫なの? 逃げるなら今のうちだよ?」
(○´v`○)徐庶
「ははぁ。あれは八門金鎖陣ね。クスクス。生兵法はケガの元。趙雲! ちょっと来て〜。」
(´∀`*)趙雲
「なんでございましょ?」
(○´v`○)徐庶
「今から計略使うから指示通りに」
(○´v`○)---計略中……---
(○´v`○)徐庶
「はい! 全滅プラス曹仁の城まで頂いちゃいました!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「すっげぇ! マジすっげぇ! こりゃ運が向いて来たァ!」




